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2016年02月の記事は以下のとおりです。

洗濯ロボの修理

 我が家でせっせと洗濯をしてくれる「洗濯ロボ」こと,NA-VR5600型斜めドラム全自動洗濯乾燥機。白物家電の多くに共通である「壊れると則困る」という商品性ゆえ,高い信頼性と耐久性を備えていることが,なにより求められています。

 しかし,かつての洗濯機のように,ただグルグル回るモーターがついていれば済んだ時代とは違って,今や複雑な機能をコンピュータとパワーデバイスで実現し,小型化のために入り組んだ配管が,機内を走り回っています。

 可動部分が増えるほど壊れやすくなると言うのは言うまでもないことで,私自身はギミックが増える楽しみとその面倒臭さの両面に,ちょっとした葛藤を繰り返しています。

 で,このNA-VR5600ですが,当時流行していた斜めドラムの上級機種です。洗濯物の出し入れが楽に出来る斜めドラムに,ヒートポンプを使った乾燥機構を組み合わせた,まさに究極の洗濯機として,新生活のスタートにあわせて最優先で導入したものでした。

 あれからなんと6年。なんと月日の流れの速いことか。

 その間,子供が生まれ,毎日の洗濯の負荷が増大する中で,この洗濯ロボの果たした役割は大きく,通常の洗濯機では労力か電気代か,どちらかが破綻していたんではないかと思うほどです。

 あまり汚れが落ちない,生乾き,などの問題は一通り経験しましたが,これは使いこなしで十分対応出来ました。何より大事なことは安定して結果が出てくることで,ある日は乾いていない,ある日は臭いが残る,ある日は時間がかかる,なんてことがあると家事が止まってしまうのです。

 安定して稼働するようになったこの洗濯機は,もうなくてはならないものになりました。

 しかし,購入して3年ほどで,乾燥時に大きな音がするようになりました。調べてみると,どうも乾燥用のモーターの故障らしいです。しかし,修理を依頼すれば何日か洗濯機が使えなくなる恐れがあります。

 そういう心理が働いたことで,修理を頼まず使い続けていました。

 そして10日ほど前のこと,それまで爆音を出していた洗濯機が随分静かなことに気が付きました。見てみると,H59というエラーを出して,停止しています。幸いなことに洗濯物はほぼ乾いていたので,そこで終了しましたが,エラーで止まってしまった以上,このまま使い続けると,留守中の洗濯が途中で止まってしまう可能性があります。

 これはもうあきらめて修理です。

 この洗濯機,実は壊れやすいと評判だった斜めドラムだったので,販売店の長期保証に入っていました。5年間の保証があれば,それまでに初期故障はつぶせて,あとは10年使えるだろうという目論見だったのですが,前述のように購入から約6年が経過しており,長期保証も切れていました。

 バカですねぇ。モーターから異音がしたときに修理をしていれば良かったものを。

 でもまあ,6年ですしね。10年使おうと決めた洗濯機ですが,乾燥機の使用頻度も高く,子供が生まれてからはほぼ毎日動いているんですから,よく頑張ってくれたんじゃないかと思います。

 乾燥機はつかってよいが,途中で止まる覚悟をしてくれ,と嫁さんに言うと,嫁さんは「乾燥機は使ったらだめだ」と解釈したらしく,子供の洗濯物が家中に吊されることになりました。手間もかかって大変だったと後日言っていましたが,大変殊勝な心がけです。

 話が脱線しますが,嫁さんも理系ですし,ソフト屋でUIの担当者だったりしたわけですから,実は機械音痴ではなく,習熟度も高いレベルまで持って行ける人なので,私の言うことに盲目的し従う必要はありません。

 ・・・ないのですが,私が内部の構造とか回路とか,アルゴリズムとか,そういう普通の使い方において,わざわざ設計者が隠蔽した「情報」を持ち出してはあれこれと細かい使い方を試行錯誤するので,「あーめんどくさい,黙って従っておこう」と考えてしまうようです。

 結果として,私がウヒョウヒョ言いながら使う家電品は,自ずと私の管理下に入り,嫁さんはこわごわ使うと言うことが起きてしまうのです。

 で,パナソニックのWEBから修理依頼。土曜日の午前中に来てもらうことにしました。症状が乾燥時の爆音とエラーコードH59で交換すべき部品はほぼ特定出来ているでしょう。修理金額も修理時間も,そんなにおかしなことにはならないと思います。

 当日,修理担当者が慌ただしく訪問,失礼ではないにせよ無愛想な対応にちょっと辛抱しつつ,私と同じくらいの手際で洗濯機をばらしていきます。

 ヒートポンプの横にあるカタツムリのようなシロッコファンを外して,そのモーターを指で回すと,ゴリゴリと嫌な音がします。担当者はうむ,とうなずき,用意してきた新品のモーターに交換します。もしファンが壊れていたら,それも交換する予定だという事でしたが,それは大丈夫だったようです。

 参考までにモーターの型番は「AXW401-7 JG0」というものです。下位機種であるNA-VR3600を対応機種として記載してあることから想像するに,このモーターはこの世代の専用品で,新しい機種に流用されているものとは違うでしょう。つまり,流用するメリットのない「過去の部品」であり,かつ「改良された部品」でもないということでしょう。残念ですが,部品の改良による性能向上や信頼性向上は期待出来そうにありません。

 担当者は「ホコリが詰まってきている」と言っていましたが,実は以前,私が分解して可能な限りホコリをとっています。それから2年ほどしか経っていませんが,それでホコリが目立つというのですから,もう手がありません。

 この点,はっきり言っておきたいのですが,洗濯乾燥機ですから,水と同時にホコリに対する耐久性も考えておかないといけない話です。1年や2年で買い換えるものと違うわけで,他の部分の耐用年数にあわせて,ホコリに対する対策をしておく必要があるんじゃないでしょうか。

 事実,このモデルの後継機種では,ホコリ対策が許可されているときいています。ホコリ対策が不十分だと乾燥時間がかかる,生乾きになる,途中で止まる,故障が頻発する,修理代が高額になるという,従来の洗濯乾燥機では考えられないトラブルが出ますので,そこで悪印象が定着したんじゃないかと,昨今の縦型洗濯機の復権を見て思うわけです。

 モーターの交換だけをさっさとして,他の点検も清掃も全然しないで,裏蓋を閉じた担当者に残念な気持ちを抱きながら,再設置後に問題のなかった試運転を見届け,修理代である15000円を現金で支払い,修理は終わりました。ざっと1時間半ほどだったと思います。

 この担当者,私の家の前にでーんと車を停めて,お隣から邪魔だと呼び出されたり,修理代の着服は自社のサービスマンに多かったとか,そういうどうでもいいことはやらかしたんですけども,修理作業の一環としてちょっとした点検とか清掃とか,そういうこともまったくせず,問題点だけをさっさと潰して帰ってしまう人でしたから,また来て欲しいとか,次もこの人にお願いしたいとか,そういう風には思えませんでした。

 そんなわけで,修理は終わりました。購入当時の静かさに戻り,おそらくですが風量も元の量に戻ったでしょうから,早く良く乾くようになってくれたのではないかと思います。乾燥時の騒音が激減したことは,ダイニングに洗濯機が置いてあるうちでは大きな意味があり,6年使って15000円かけて修理した結果としては,まずますだったんじゃないかと思います。

 ちなみに,モーターだけなら5000円ほどです。次はこのモーターをどこかで購入し,自分で修理してみましょう。

 で,担当者にお願いして,交換した壊れたモーターを置いていってもらいました。分解して見たかったことと,ひょっとしたらモーターを修理出来るのではないかとおもったからです。

 分解して見たのですが,音の原因は,モーターのシャフトを支えるベアリングから出ていました。注油しても音が減らず,引っかかりもなくなりませんので,ベアリングの交換をするしかないでしょう。

 ローターが強力な磁石になっているブラシレスモーターで,その磁力でカードやテープをダメにしそうな気配です。汚れているし邪魔だし,置き場所や管理が面倒くさいのでもう捨てることにしました。

 余談ですが,最近磁気記録を使ったものが周りから少なくなっていますよね。昔だったらキャッシュカード,カードキー,定期券,カセットテープやフロッピーディスク,果てはカラーブラウン管まで,磁石を近づけると壊れてしまうようなものがそこら中にありました。

 しかし改めて今周囲を見渡して見ると,ほとんどの物が磁気を使わない方法に変わっています。昔はスピーカーも「防磁型」かどうかが選択肢の1つだったのですが,いつのまにかそういうことを謳わなくなっていますしね。

 ということで,初めて本格的な修理をした洗濯ロボ。修理後は元気でせっせと洗濯物を処理してくれています。なくしてわかるありがたみとはこのことで,この洗濯機が動いていることがもう当たり前になっていることを実感しました。

 洗濯機は,いいものを買っておくと,生活が豊かになりますよ。

 あと4,5年は働いてもらおうと思います。壊れないように,汚れないように使うこと,こまめにメンテをすることを,やっていこうと思います。

 これまでに,ホコリをとる,紙オムツを洗う,ドアのパッキンが外れて水がダダ漏れ,というトラブルがあるたびに,自分で修理をしてきたわけですが,なまじ自分で問題が解決出来てしまうと,こうやって本当に修理が必要になる事態に気が付かないことも出てきます。

 家事が止まることの被害は大きいですが,買い換えはもっと大変です。自分で出来る事と頼むべき事を,ちゃんと区別しないとダメだなあと,グルグルと元気よく回る衣類を見ながら,そんな風に思いました。

 

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