エントリー

2017年10月の記事は以下のとおりです。

NintendoSwitchを買った

  • 2017/10/17 13:55
  • カテゴリー:散財

 3月の発売以来品薄が続いていたNintendo Switchを,買うことが出来ました。

 いや,正確には,定価で買うことが出来ました,です。

 よく知られているように,Nintendo SwitchはWiiUに続く任天堂の据え置きゲーム機の最新モデルで,今年の3月に発売になったのですが大人気で品薄状態がずっと続いており,欲しい人全員に行き渡っていない状態です。

 増産すればいいと思うのですが,部品の調達の関係でそうも行かないのでしょう,少しましになってきたような印象はありますが,相変わらず店頭にはちっとも並ばず,予約ですらいつも受け付けていない,当然転売で一儲けを目論む人達が何万円も上乗せして足下を見る,という状況が常態化しています。異常です。

 もちろん任天堂も対策を考えていて,根本的には増産することなわけですが,任天堂だけの頑張りで増産できるものでもありませんし,聞けばかなりの数を生産しているのに,乾いた砂に水をまくようなもので,ちっとも品薄が解決しないようです。

 過去に品薄はありましたが,ここまで長く続く品薄も珍しいんじゃないでしょうか。個人的には任天堂のハードがこれほど売れている事をとても良いことだと思っていますが,それにしても転売が長く続くようだと,任天堂そのものの信用にまで傷か付くような気がしてなりません。

 さて,私は,長い歴史のある任天堂の据え置きゲーム機を買うのは,実は初めてです。ファミコンの時はPC-6001,スーパーファミコンの時はメガドライブ,N64の時はセガサターン,ゲームキューブの時はドリームキャスト,Wiiの時はPS3でした。

 WiiUには興味もなかったのですが,話題になっていたスプラトゥーンをやってみようと思っていたら,すでにWiiUは入手が難しい状態でした。そのうちにと思っていたら発売が中止になってしまい,結局NintendoSwitchまで待つしかなかったというわけです。

 ところが,ようやく出たと思ったNintendoSwitchは全然買うことが出来ずに,よくよく任天堂のハードには縁がないんだなあと思っていたところ,偶然にもamazonに在庫があり,買うことが出来たのでした。

 このあたりの下り,元々スーパーマリオオデッセイ同梱セットが10月末に出るという事で,スプラトゥーン2との抱き合わせ商品予約をしていたあるお店に予約を入れた事から始まりました。11月初旬に届くという事で楽しみにしていた反面,ソフト2本にポーチなどが含まれて全部47000円もしていました。セガサターンの登場時のような違和感を感じた価格でした。

 ところがその数時間後,amazonを見ていると,なんとスプラトゥーン2とのセットの在庫が復活しているではありませんか。価格は38000円,ソフトはダウンロードですが,私は全然OKです。

 この値段ならありがたいと,先の予約をキャンセルし,amazonの在庫を速攻で購入。数日後には発送されて,先日の日曜日に受け取ることが出来ました。

 というわけで,新しいガジェットを手に入れたからにはレビューをするのが好例なんですが,なにせ久々に買ったゲーム機ですし,ソフトもスプラトゥーン2しかない状態で,レビューもなにもあったもんじゃありません。

 限られた知識と情報だけで思いついた事を簡単に書くのが限界なのですが,大きく美しい画面にハプティクスに対応したJoyConがついた,携帯ゲーム機スタイルが私にはぴったりだと思いました。しかし,携帯ゲーム機にファンと廃熱口があるというのも,どえらい時代になったもんだと,思います。

 PS3くらいの処理能力のゲームマシンにLCDとUSBtype-Cを取り付け,BluetoothやWiFiといった無線技術をふんだんに使ってバランスを取って組み上げたマシンというのが,NintendoSwitchのハードウェアだと思います。

 しかし,そうしたハードウェアのポテンシャルではなく,あくまでそれで何をするのかに軸足を置くのが任天堂流です。確かに文字は見やすく,随所に優しさや使いやすさ,そして安心感が漂っています。

 早速スプラトゥーン2もやってみたのですが,知っての通りこれは対戦でないと面白くないゲームです。いわば対戦専用のゲームといっていいわけですが,その対戦は2台以上のSwitchが必要で,1台で二人遊べたりはしないのです。

 そうなると,ローカルで顔の見える相手と対戦をするか,ネットワークを使い,インターネットの向こう側にいる「誰か」と対戦をするしかありません。

 つまり,ネットワークに繋がっていることが前提であり,必須だということです。

 私が思うに,これは,すでにゲームの世界はオンラインゲームが普通になっていて,それを任天堂なりに安全に安価に,お茶の間に展開するために出した答えだと思います。

 言うまでもないことですが,今やゲームのプラットフォームはPCが主役です。据え置きゲーム機が世代ごとに高性能化し,それがゲームを引っ張る様な時代はすでに終わっています。

 しかし,PCでゲームをするにはお金がかかり,メンテナンスなどでも高度な知識が要求されます。およそコタツで遊ぶものではないし,小学生の子供がワイワイと集まってやるようなものでもありません。

 その上,なんでも出来るPCになんでも出来るネットワークですので,危険もあります。危険を避けて安全に遊ぶには,それなりの知識と経験がいるのも,またPCの世界です。

 しかし,これらを乗り越えるに値する魅力があるのがオンラインゲームで,Switchというのは,オンラインゲームというゲーム界での当たり前を,ようやくにして安全に安価に楽しめるものになったのだと,感じました。

 それは,ネットワークに繋げばより楽しめますよ,というものではなく,ネットワークに繋がないとなにも出来ません,と言う強い姿勢です。そして任天堂は,そのネットワークの治安維持に,月300円を徴収することにしたのです。

 言い換えると,オンラインゲームに抵抗があったり,一人でストイックにコツコツゲームをやりたい人には,Switchの面白さは半減するといっていいのかも知れません。

 気軽に安全にオンラインゲームを楽しむプラットフォーム,それがSwitchです。

 でないと,スプラトゥーン2が,ネットワークに繋がっていないと全然面白い遊びが出来ないことに,説明が付きません。

 Nintendo3DSにもWiFiが搭載されていますが,別に繋がっている必要はありません。私はSwitchにも,この程度を予測していました。しかしSwitchはさすがに,あれば便利からないと困るレベルまで,ネットワークの位置付けを引き上げたというわけです。

 この段階で,私は「えらい買い物をしてしもた」と,ちょっと後悔をしました。今さらスプラトゥーン2を見ず知らずの人と対戦しても迷惑をかけるばかりだし,それにやりたいときにぱぱっとやってすぐにやめるという,機械相手だからこそ許されるゲームが,ネットワークを通してとはいえ,人間相手にゲームをするというのですから,気を遣うことも重荷です。

 ただ,ここで認識すべきは,すでにゲームの本質は,ネットワーク上に存在するようになっているという事です。これまで大変だったネットワークのゲームが,こうして子供でも遊べるようになったことこそ,自ら「任天堂の集大成」と言わしめる自信に繋がるでしょう。

 テレビにも繋がり,携帯ゲーム機にもなり,コントローラも取り外せ,まさにあれこれとスイッチ出来る事が,Switchの最大の特徴です。でも,それがどうした,というのがおそらく世間一般の反応だと思っていたので,私はこれほど売れたことが驚きでもあります。私が思う以上に,ゲームのオンライン化が進んでいるということなのでしょう。

 セットアップに30分,スプラトゥーン2のダウンロードに3時間もかかり,ようやく動き始めたSwitchですが,おかげさまであまり遊べていません。

 一方で私はレトロゲームの移植にも期待しています。NEOGEO系はたくさんの移植がありましたし,今後は任天堂のアーケード作品も出てくるそうです。そういうものが遊べることも,ちゃんと出来るマシンというのはありがたいです。

 さて,これからどんなゲームで遊びましょうかね。

 

RAW現像の作業スペースを作る

  • 2017/10/13 12:53
  • カテゴリー:散財

 D800のRAW現像もそれなりに重く,MacBookProを買い換えて一番メリットがあったと思うのが,内蔵SSDの高速性から生まれる,快適な作業でした。

 D800のCFは64GBであり,70GBあけておけば問題はなかったのですが,D850のXQDは128GBですし,MacBookProでRAW現像だけをやっているわけではありませんから,根本的な対策としては,やはり作業スペースを増やすことを考えないといけません。

 真っ先に考えるのは内蔵SSDの交換ですが,私のMacBookProはフラッシュメモリが基板にハンダ付けされているので,SSDとして取り外しできません。交換が不可能というのは以前からいわれていたことでしたし,512GBを内蔵するのはどのみち予算的に不可能だったから,別に悔しいとは思いません。

 ならばと外付けのストレージを考えるのですが,これがなかなか速度が遅いわけです。内蔵SSDの高速性を知ってしまうと,ただでさえ巨大なデータであるD850のRAWを外のSSDで処理する事は,やっぱり抵抗があります。

 とまあ,そんなことを考えていると,やっぱりあるんですね,こういう場合の外付けSSDというものが。

 SanDiskのExtreme500という,外付けSSDです。変な形の外部ドライブなのですが,その心はフォトグラファー向けの高速外部SSDで,その速度はUSB接続ながら,内蔵SSDに迫るほど,というレビューもありました。

 値段もそんなに高いわけではなく。500GBで3万円ほどです。

 確かに,今後LightroomがD850に対応し,どんどんデータが処理されるようになると,内蔵のSSDでは容量が不足するように思います。この際,高速の外部SSDを導入した方がよいでしょう。

 いろいろみていると,旧製品の480GBのものは,22000円程で出ています。これ,並行輸入なので国内サポートは受けられませんし,なにより偽物のリスクがあるので怖いのですが,むしろ怖いもの見たさでポチってしまいました。

 後で気付きましたが,現行品の500GBの国内正規品でも,27000円ほどで買えるんですね。わずか5000円の差で旧製品の海外モデルって,あんまりお得ではないような気がします。失敗したかなあ・・・

 届いて早速試しますが,製品登録が出来たのでとりあえず偽物ではなさそうです。速度も十分出ていて,内蔵SSDとの明らかな速度差は感じません。

 これで480GBを確保しました。次の問題は,200GBあいたことで使えるようになった内蔵SSDを作業スペースにするか,今回の外付けSSDを作業スペースにするかです。

 昨日書いたように,それぞれにメリットとデメリットがありますのでうまく使い分けをするのがよいのですが,どっちにしてもLightroomのD850対応まで,までしばらく時間がありそうですから,その間に考える事にします。


 ところで,今回の旧製品のExtreme500の480GBモデルですが,さっとベンチマークを取ってみました。

 まず,開封してすぐの状態で測定しました。フォーマットはexFATです。

Sequential
Uncached Write 374.39 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 320.74 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 31.86 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 342.39 MB/sec [256K blocks]

Random
Uncached Write 33.17 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 345.12 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 18.17 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 194.34 MB/sec [256K blocks]


 おお,これはすごい。USB3.0(3.1Gen1)の5Gbps(実質は4Gbps)の上限が500MB/sであることを考えると,この300MB/sオーバーというのはかなり強烈な数字です。外付けのドライブでもこれだけ速度が出る時代になったんですね。感慨深いです。

 続けて,HFS+にフォーマットしたものです。

Sequential
Uncached Write 413.24 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 295.02 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 31.74 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 279.31 MB/sec [256K blocks]

Random
Uncached Write 31.71 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 334.38 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 19.48 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 185.07 MB/sec [256K blocks]

 4Kのシーケンシャルライトでちょっとおかしな数字が出ていますが,それ以外はexFATよりも総じて低い数字になっています。ファイルシステムの違いで速度が変わることは良くある事ですし,FAT系はおおむね高速なので,この結果は妥当でしょう。

 それでも落ちるとは言え,300MB/sですからね,十分でしょう。

 参考までに,MacBookPro15inch(Late2016)の内蔵SSDものせておきます。ファイルシステムはAPFSになっています。

Sequential
Uncached Write 208.02 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 1280.52 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 128.35 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 476.54 MB/sec [256K blocks]

Random
Uncached Write 208.66 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 1328.32 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 44.67 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 1039.41 MB/sec [256K blocks]

 いやはや,もう強烈というか,爆速です。256kのランダムなら1GB/sを越える数値を読み書きでたたき出しています。とはいえ,すべての面で圧倒的かといえばそうでもなく,4kのシーケンシャルライトについては逆転されています。

 しかし,内蔵SSDの高速性は疑いようもなく,RAWデータの扱いには最適といえそうです。このあたりをどう考えるかはその人次第だとは思いますが,なんとなくではなくこうして数字ではっきりわかったことは,有意義でした。

調子に乗ってMacBookAirもクリーンインストール


 MacBookProをクリーンインストールすると,なんと内蔵SSDの空きが60GBから200GBになったという話をここで書きましたが,使い始めて1年未満で,しかも今まで一度もメジャーアップデートをかけたことがないマシンでさえもこれだけのメリットがあるんだから,6年も使って何度もアップデートをかけたAirでクリーンインストールをやればもうウハウハで,まさに盆と正月がいっぺんに来たみたいだとばかり,いやらしい気持ちがムクムクと起き上がってきました。

 思い立ったら吉日,早速生活マシンのMacBookAirのバックアップを取り,同じ手順でクリーンインストールを進めてみました。

 まず,外付けのドライブにTimeMachineでバックアップを取ります。今回の場合,2時間ほどでバックアップが完了しました。

 終わったらcmd+Rで再起動,ディスクユーティリティを使ってAPFSでSSDを消去し,その後 HighSierraの再インストールをします。1時間半ほどで終わります。

 その後,先程の外付けドライブを接続し,データ類を書き戻します。

 一連の作業は時間のかかる作業ではありますが,放置しても大丈夫なので,その間に私は自分の割り当ての家事をしていきます。

 復元が終わったらログイン,アカウント修正やiCloundの設定をしたり,メールの再構築を行って,これで元通りです。

 さて,その結果ですが・・・

 容量は,確かに増えました。これまでは240GBのSSDに対し183GBの空きに対して,クリーンインストール後は198GBです。

 そんなに増えていませんが(とはいえ15GBもあいたのはすごいかも),もともとシステムで使っていた容量が小さかったこともあり,クリーンインストールでもそんなに変わらない結果になったようです。ま,これは予想していたことではありました。

 次に速度です。以前はもっさりとして,操作と結果がズレていることが当たり前だったのですが,あまり改善されていないように感じました。

 とはいえ,Safariの軽快感は戻ってきたように思いますし,ATOKも普通に使えるようになったのでよかったのですが,劇的な変化というわけではありません。

 これはもう,メモリが4GBと小さい事,CPUパワーも足りなくなっていることが根本原因だと思うので,あきらめるしかないように思います。

 てなわけで,手間の割にはそれほど改善したことがなく,どっちかというとクリーンインストールに失敗したときの被害の大きさに伴うリスクに見合わないなあと思ったわけですが,それでも数回に一度はこうして綺麗にしておくと,気持ちの良いものです。

 特に軽快な動作は,時間と共に失われるものです。基本性能が低い古いAirならなおのこと,ちょっと手間をかけることで維持できる性能があるなら,時間を見つけてやっておくべきだったかなあと思っています。

 なんやかんやで,NASの新調から始まった秋のコンピュータメンテナンス祭りは,これで一通り終了です。こんなことを,昔は毎日のようにやっていたんですよね・・・バカですよね。

 

 

HighSierraへのアップデートとクリーンインストール


 毎年秋の祭りといえば,そう,macOSのメジャーアップデート祭りですね。

 今年も,最新の「macOS 10.13 HighSierra」が予定通りリリースされ,皆さん悲喜こもごものご様子です。かくいう私も,そんな一人です。

 うちには,対象となるMacが3台あります。

 まず生活マシンのMacBookAir(Late2010),SSDは240GBに換装済みです。CPUが遅いこともそうですが,メモリも4GBと小さく,I/O関連の足腰も弱い遅いマシンで,しぶとく使うのもバカらしいほどなのですが,11インチはすでにラインナップから外れていますし,長年連れ添っていろいろなことを一緒に経験した親友でもあるので,まだまだ手放すつもりはありません。

 生活マシンという事もあり,周辺機器も繋がず,Apple純正のソフトしか使いません。その意味では最も標準的な状態ですから,毎年まず真っ先にアップグレードされる運命にあります。

 今回のアップデートは見た目の変化は少ないけども中身は大幅に変わっているというものなので,見た目に大きな変化は本当にありません。やや速度が軽くなったかなと思う程度です。

 しかし,数ある大きな変化でも最大のものは,なんといってもファイルシステムの一新でしょう。これまでのHFS+からAPFSという,SSDを前提とした新しいファイルシステムが導入されます。それも「使えます」程度の話ではなく,問答無用で移行が行われ,気が付かないままAPFSになっているという恐ろしさです。

 個人的には,HFS+でも20年,その前身たるHFSに至っては30年も前のレガシーなファイルシステムであり,信頼性もそうですし,効率や速度,セキュリティや文字コードの扱いといった面まで含めて,やはり今ある物理メディアに最適化されたものになって欲しいなあと思ってはいました。

 この20年で,ファイルとストレージに関係するテクノロジーは,大きな世代交代を進めてきました。HDDからSSDへの移行では,単なる速度の問題というよりも,磁気から半導体に変わったことによる寿命の問題や読み書きの性格の違いから,最適なデータのアクセス方法が変わっています。

 文字コードはJISやShiftJISなどの16bitコードからUnicodeに変わっていますし,検索に関係するメタデータやインデックスの持ち方も変わっています。アクセス速度も桁違いになっていますし,データの大きさも爆発的に増えました。

 信頼性は高いものが求められていますし,セキュリティも必須となるシーンが増えていて,データの暗号化との親和性は,ファイルシステムの設計時点で暗号を前提としているかどうかで大きな差が生まれます。

 要するに,今どきのファイルシステムではないものを,無理につぎはぎしていても,もうメリットがなくなってきていますという話です。

 一方で,ファイルシステムのトラブルはすなわちデータの全滅を意味していて,その上復旧が極めて難しい(つまり本当にデータをぐちゃぐちゃに壊す)ものですので,今安定しているものを無理に変えて欲しくないなあとも思う訳です。

 しかし,そろそろメリットがデメリットを上回ってきているように思います。

 ちょっとずるいのですが,APFSはすでにiOS11で導入され,世界中のiPhoneで動作しています。目立った問題も出ていないようですので,APFSそのものに対する不安はあまりないのですが,なにせPCという複雑で自由度の高いコンピュータの根幹を成す部分ゆえ,APFSの導入にはそれなりに勇気がいります。

 ですが,そこは人柱になることを好む性格の私の事。バックアップも取れているわけですし,恐れるものはないもない,とばかりにさっさとHighSIerraにしてみました。

 今年はインストーラのダウンロードも速度が落ちず,スムーズに作業が進みました。動いてからもトラブルはほとんどなく,すぐに実戦投入が可能な状態でした。メールが若干軽くなっているので助かりましたが,それ以外は本当になにも変わっていないように見えて,拍子抜けです。

 それはいいとして,問題はコンテンツ作成マシンである,MacBookPro15inch(Late2016)です。そうか・・・購入してすでに1年ですか・・・

 このマシンは,さすがに周辺機器も多く,動かしているソフトもサードパーティーのものが多いですから,ぱっと移行するわけにはいきません。特にLightroomとScanSnapは生命線といえて,この2つが動かないマシンは存在意義さえ問われます。

 いつも年明けくらいまで様子を見るのですが,今年はちょっと事情が違って,ScanSnapは今のところ問題なし,Lightroomも動作そのものは問題なしで,D850への対応を待っている状態です。

 しかし,やっぱり後になって作成したデータが不完全でしたとかいわれても困りますから,いつもしばらく様子を見ています。

 そんなおり,D850のXQDが満杯になってしまったことから,MacBookProの内蔵SSDの空き具合が気になってきました。

 というのも,私はRAWデータをすべて内蔵SSDにコピーして処理をしているからであり,64GBのCFを入れていたD800の頃は70GBほどあけておけば問題なかったのに,D850のXQDは128GBで,ファイルのサイズも巨大です。最低でも140GBほどあけておかないと,現像作業に支障が出そうです。

 で,MacBookProのSSDを確かめてみると,なんと60GBほどしか空きがありません。これはまずいと整理をして,ようやく110GBほど空き容量を確保しました。(それでも,一度に全部のデータを処理できないです)

 これでLightoroomのアップデートを待つだけと思っていたところ,もう10GBほどあるといいなあと思い至り,OSのメジャーアップデートを行うとそれくらい増える事を思い出しました。

 幸い,非互換のアプリはないようですし,どうせやるなら先にやっちゃうかと,先日のお休みにHighSierraへのアップデートを始めたのです。

 作業そのものは簡単におわり,無事にHighSierraになってくれました。心配していたAPFSの問題も出ていません。

 画面のロックでバックライトがすぐに消えないとか,これまでならTouchIDに指が触れればすぐにロックが外れてデスクトップが出てくるのに,今回は一度スリープの解除を行ってからでないとデスクトップが出てこないなど,大きな仕様変更があるのですが,それ以上に空き容量が大幅に減っていることに,私はがっかりしました。

 アップデート前には110GBもあったのに,アップデート後には60GBほどになっています。

 んん,50GBもどこにいったのよ?

 これはあてが外れました。毎回,おおむね空き容量は増えるものなのですが,今回は大幅に減っています。それこそ,えいやで捨てたファイルやアプリによって稼ぎ出した空き容量が,すっかり食い潰されています。これでは,D850のRAWデータを扱えません。なにより,断腸の思いで消したり待避したデータやアプリ達が浮かばれません。

 そこで,2つの作戦を決行することにしました。まずは空き容量を増やすこと,それとD850用の作業スペースを別にきちんと確保することです。


(1)空き容量を増やす

 これは実はなかなか難しい問題で,減らしたはずの容量がなぜ食い潰されたか理由がわかりません。Google先生に聞いてみても私のような状況の人は少ないようで,むしろ空き容量が増えたという人の方が多いです。

 唯一気になるのは,ローカルスナップをとるようになったことではないかということですが,冷静に考えてみると以前のSierraのころから,この機能はSSD内蔵のMacBookには実装されていました。

 そうなるともうわかりません。突如90GBくらいに空き容量が増えたかと思うと数秒後には60GBになっていたりと,どうも落ち着きません。やっぱAPFSのせいですかね・・・

 悩んでいても仕方がないし,すっきりしたい気持ちもあり,初めてクリーンインストールを行うことにしました。しかし私は軟弱者で怠惰ですので,設定もアプリも全部手動で復旧させるほどの根性はなく,TimeMachineからの設定の書き戻しで済ませます。

 バックアップはNASにいつも作ってありますが,今回ネットワーク越しにNASにアクセス出来るとは限りません。失敗すると致命傷ですので,ここは面倒でも外付けHDDで行います。

 バックアップ作成にざっと3時間。まずTimeMachine設定からこれまでのバックアップ先を一度削除し,新たにバックアップ先として用意したHDDを登録して,バックアップを開始します。バックアップされたデータは約200GBになりました。

 バックアップは深夜に実行して済ませておき,翌日帰宅後にHighSierraの新規インストールを始めます。

 CMD+Rで再起動して,まずはディスクユーティリティを起動,内蔵SSDをAPFSで消去してディスクユーティリティを終了します。

 その後,macOSを再インストールです。指示通りに進めて行けば,1時間半ほどでインストールが完了します。

 インストールが終わると自動的に再起動して,設定を促す画面になっていますから,これも指示通りに進めます。すると環境を移行するかどうかを聞かれますので,TimeMachineから移行するように選択します。

 バックアップしたHDDを接続して,これを選んで先に進むと,どのデータを移行するかを選ぶ事ができます。私の場合すべてを選ぶ事にして先に進めます。実はこの段階で,移行対象となるデータ類の容量が非常に小さいことに気付いていました。

 やがて移行作業がスタートします。1時間以上かかると踏んでいましたが,わずか20分ほどで終了しました。

 再起動後,ログイン画面に私の名前が出るようになっており,ここからログイン。アカウントの変更が必要と言われたのでOK,その後設定を進めたりiCloudの認証があったりといくつかのステップを経ましたが,無事に終了。

 見慣れたいつものデスクトップと再会です。めでたしめでたし。

 めでたいのはこれだけではありません。気になる空き容量を確認すると・・・209GB。

 え,なにそれ,無茶苦茶あいてるやん。

 システムなどのデータは40GB強で,あとは削りに削ったデータとアプリで数GBほど。そうすると空き領域は200GBほどになるわけですが,なら今まで140GBほど埋めていた「システム」といっていたデータは,どこにいったのよ?何に使っていたのよ?

 ここまで容量が減ると,本当に書き戻せているのか不安になります。特に自分で作ったデータなどがすっかり消えていることに後で気が付いても,泣くに泣けません。

 思いつくものを手当たり次第に確認しますが,ロストしたデータはないようです。そもそもですが,かなりデータとアプリを整理したので,内蔵SSDに残したものはそんなになかったりするわけです。

 これが5年使ったMacならば,さもありなん,というところなんですが,このMacは昨年秋に買ったもので,保証期間内ですらあります。OSのアップデートも初めての事ですし,なんでこんなことになっているのか,さっぱりわかりません。

 さらにいうと,キビキビとした動きも戻ってきています。いやはや,快適です。クリーンインストールをやるといいという話は,Windowsでは常識でしたが,まさかMacでも同じ事になっているとは思いませんでした。

 改めて空き容量を追いかけると,

60GB(SIerra) -> 110GB(データを整理し削除)->60GB(HighSierra) -> 209GB(クリーンインストール)

 ・・・素直に喜んでいいのやら悪いのやら。

 ところで,この209GBは,しばらくしてなぜか203GBになり,やがて206GBになりました。10GB程度の変動は,まあシステムが勝手になんかやってるんだろうから気にしませんが,それにしても200GBもあいてしまうなんてねえ。

 ということはですね,長年使い続けてクリーンインストールなぞついぞしたことがない生活マシンのMacBookAirも同様の手順で,容量が増えたりキビキビした動きが戻ってくるんじゃないですかね。

 こういうスケベな考えをしていると足下をすくわれて「余計な事をせんとけばよかった」などと後悔することになるわけですが,これまでもそうやって楽しんできた人生を肯定することにして,現在作業中です。結果は後日書きます。


 さて,もう1つの施策である「RAW現像の作業スペースを作る」については,長くなったので後日にします。

 先に書いておくと,今回のクリーンインストールをしている最中に,どうせ容量なんてそんなに増えないだろう,増えたとしてもせいぜい100GB程度だろうと思っていたので,この際写真の現像用に,外付けSSDを手配したのです。

 SanDiskのExtreme500というやつなのですが,内蔵SSDが200GBもあいてしまい,なんと届く前に「いらない子」になってしまいました。悲しい。

 嫁さんにこんな話をすると,

嫁さん:いらない子なんていわず,うまく使ってあげてよ。なんか可愛そうで人ごととは思えない。
私:なにいうてんねん,あんたExtremeですらないやろ。

 なんていう軽快なやりとりがありましたが,内蔵SSDには超高速でTimeMachineによる自動バックアップというメリットが,外付けSSDには本体が死んでもデータは無事でかつ大容量というメリットがあります。

 外付けSSDは安い買い物ではなかったのですが,それでも買った以上は使いこなしてD850を快適に使いこなしていくことにします。

 

NASのリプレースで泥沼(しかし念願のRAIDを手にする)


 NASのリプレースを行っていましたが,苦労の末,ようやく昨日とりあえず完了し,従来のサービスに復旧できました。

 QNAPのTS-119P2を2012年6月から使っており,容量を気にせずポイポイファイルを投げ込んで家中のマシンがアクセス出来るNASはもはや手放せない存在になっていました。

 やがてDLNAやWEB,TimeMachineなどのサーバーサービスもここに集約,うちのサーバーを一手に引き受ける重要な役割を担うまでになっていました。

 そうなると不安になるのが,クラッシュです。毎日使うものだけに,サービスダウンがとても心配になるのですが,シングルベイのTS-119P2はHDDの破損がサービスダウンだけではなく,データのロストの直結するだけに深刻です。

 その上,TS-119P2も5年も連続稼働しており,ここから先は壊れても仕方がないレベルだとも思っていました。空冷ファンはよく壊れるものなのですが,QNAPユーザーがファンの故障で本体を買い換えているという話も耳にします。

 TS-119P2は2GHzのCPUということで,シングルコアではありますが,まずまずの速度で動作しています。OSも最新のQTS4.3.3が動作しているので,その点でも心配はありません。ですので,今すぐリプレースしなければならないものではなく,そういう点ではこれまでにも何度か検討しては,まあいいかで済ませてきました。

 そういえば,少し前にあったamazon primeのセールで安くなっていたTS-231Pを買いそびれたときも,まあいいかで済ませたのすが,先日偶然見ていると,TS-231Pがクーポンを使うと1万円を切る値段になっているのを発見しました。

 これは安い。数日後にはさらに安くなっていたわけですが,それでも2万円を切るというのは安いです。

 最新のNASにリプレースし速度向上と信頼性確保はもちろん,2ベイなのでRAID1を組むことで,必ずおこるHDDのクラッシュにも対応することが出来ます。

 RAID1のメリットは故障時の対応にも出てきますが,個人的にはHDDの容量を増やしたいときに,無停止で新しいHDDに交換することが出来るのがメリットだと思っていますが・・・うーん,でもそんなに簡単にできるもんですかね。

 とはいえ,リプレースには手間も時間もかかりますし,作業ミスや事故でデータをロストするリスクも大きいですから,簡単に行うわけにも行きません。

 いろいろ悩んだ結果,本体が壊れてから大慌てで移行するのと,今計画的に移行するのとどっちがいいかと考えて,今回のチャンスを生かすことにしました。

 かくして,我が家に「白いNAS」TS-231Pがやってきました。

 2ベイのメリットを生かすべく,HDDももう1台購入しようと思っていたわけですが,どうせ買うならさっさと買ってしまおうと,今使っているWE REDの6TBと同じ物を準備しました。本体よりも高いんですけど,それでも安くなったものですね。

 揃ったところで,移行の作戦を立てて,土曜日に一気に作業開始です。

 私が考えた作戦は,

(1)QNAPのNASは古い本体から抜き取ったHDDを新しい本体に入れるだけで,システムが移行される。対応リストを見ると,TS-119P2からTS-231Pへの移行は可能とあるので,まずはTS-231Pのファームウェアのバージョンを最新にして,TS-119P2と合わせておく。

(2)TS-119P2のHDDをTS-231Pに入れて電源ON。移行が完了する。

(3)新しいHDDをTS-231Pに差し込んで,RAID1を設定。

 これだけです。終了まで時間はかかるかも知れませんが,放置して置けばいいことなので,作業は楽ちんだと思われました。

(1)ファームのアップデート
 ファームウェアを最新にするには,HDDを入れないで電源を入れると良い。TS-231Pを初期不良確認も兼ねてHDDを入れずに電源を入れて,QFinder Proで見てみると,うまい具合にDHCPでアドレスを掴んで起動している。

 ファームウェアは1つ古いものなので,あらかじめダウンロードした最新のファームウェアをインストール。問題なし。


(2)移行作業
 TS-119P2の電源を落とす前に,Qnap Cloudの名前を変更して,これまでの名前をフリーにしておく。こうしないと,TS-231Pへの移行後に,名前が重複してしまう。

 終わったら電源を落としたTS-231PにTS-119P2のHDDを入れる。ここでTS-231Pの電源を入れると,最悪の場合TS-119P2で使っていた貴重なHDDを問答無用でフォーマットするかも知れず,恐ろしくて手が震える。
覚悟を決めて電源をいれ,QFinder proで確認すると,元のNASの名前とIPアドレスが
 復活していることを確認。まずは関門突破とWEBからTS-231Pを確認すると,移行作業中である事が判明。
しばらくして移行が完了,再起動して動く事が確認出来た。すごい。


(3)問題発生
 動作確認をしていると,ポロポロと問題が出ていることに気が付く。まずDNSが動いておらず,ローカルアドレスの名前解決が出来ていない。これはdnsmasqがインストールされていないからで,パッケージをダウンロードすればOK,のはず。

 ところが,パッケージのインストール方法がコロコロ変わるQNAPのこと,今はEntware-ngを使うようになっているらしい。そこでこれをインストール。
opkg upodateに続けてopkg uogradeとし,opkg install dnsmasq-fullとしてインストール。設定ファイルを修正して再起動すると,ローカルアドレスをちゃんと解決出来ている。
 
 そして,qpkgで提供されていたperlをやめ,opkgでperlの最新版をインストールする。

 しかし,問題が発生。dnsmasqはグローバルアドレスの名前の解決のために,上位のDNSに問い合わせをしていない事が判明。さらにperlについては,昔のperlで書いたCGIが動作していない。

 頑張って対策を試みるが全く分からず。

(4)これらは後回しにして先にRAID1を組もうと,新しいHDDをTS-231Pに入れる。手順はよく分かっていないが,あまり試行錯誤をやっていると,古いHDDをフォーマットしたり,古いHDDを新しいHDDで上書きしてしまうなどもあり得るので,なかなか先に進めない。この時点で,土曜日の夜中3時。

 google先生に聞いてみるが,出てきた移行手順に従って作業するも,押したいボタンがグレーアウトして先に進めない。いよいよ手詰まりになるが,もう意識が朦朧として何をやっているか半分分からない。これは危険だとギリギリわかる意識レベルで,ようやく作業を中断し寝る。午前5時。

 翌日も頑張るが問題は解決せず。仕方がないのでQNAPのサポートにメール。聞いたことは,TS-119P2から取り出したHDDをTS-231Pに入れて動くようになったのち,RAID1にする手順を教えて欲しいと,シンプルに聞いた。

 そうこうしているうちに,dnsmasqの問題は解決。良くわからんが,設定ファイルに上位のDNSを記載した設定ファイルを記載したら,問い合わせをしてくれるようになった。以前はここはコメントアウトしていたし,現在もデフォルトと違うなら書き換えろとあるので,デフォルトと同じファイルを指定して動くようになったり理由が良くわからん。

 perlの問題は解決せず。

(4)想定外の事態1
 翌日,日本語で堂々と質問した私のメールに,英語で返事が来た。

 ・・・なになに?えーと,TS-119P2のHDDをTS-231Pに差し込んだ場合,RAID1は組めません,だと・・・理由はファイルの構造が違うから。「従来のボリューム」と表示されているのに一抹の不安があったが,やっぱりそれか。

 えーーー,それはNASとしてどうなのよ?せめてフォーマットを変換するツールを用意するとか,そういう対応がないといかんのじゃないの?

 絶望にくずおれても問題は解決せず,とりあえずシングルで暫定運用。


(5)想定外の事態2
TS-119P2ではDLNAサーバーとしてTwonkyMediaを使っていた。最近QNAPはTwonkyMediaのバンドルを中止したが,旧機種では利用可能だった。TS-231Pへの移行後は使えなくなるはずと思っていたら,どういう訳だかそのまま移行できたので使っていたところ,どうせ再インストール出来ると考えてTS-231P上でTwonkyMediaを削除した。冷静に考えるとインストールできるはずもなく,また私のTS-231Pはシリアルの先頭がQ17で始まる新しいもので,TwonkyMediaを動作させることが出来ない。これでもうおしまいだ。


(6)腹をくくるが失敗
 これはもう,手作業でデータの移行をするしかないと腹をくくる。現在のシステム設定を保存し,新しいHDDを入れたTS-231を初期化する。起動したら設定を書き戻してから,古いHDDを外部ドライブとして接続,File Stationで書き戻す作戦を立てる。

 しかし,これも難航する。設定を書き戻し,新しいHDDに古いHDDに存在したディレクトリを作成しようとしても,エラーになる。どうも現在の設定の共有フォルダの設定を一度消さないと駄目なようだ。アプリもエラーになり動作しないものがある。

 気持ち悪いので,再度初期化。しかし今度は,HDDがマウントされておらず,どうにもならない。マウントしようにも手段が分からず,それにどうして前回と挙動が変わってしまうのか全く不明。気持ち悪すぎて寝る。


(7)もう一度
 後日,もう一度初期化から初めて見る。前回と挙動が違うのは,どうも電源スイッチ長押しで再起動をした場合,HDDがマウントされないという話になっていたことを私が知らなかったことで起こったもののよう。しらんがな。

 今度は,まずHDD無しで起動。電源を入れたままHDDを差し込むと初期化するかと聞かれるので初期化する。しばらく放置すると生まれたてのNASが動き出す。

 問答無用で設定ファイルを読み込ませてやると,さっと以前のTS-231Pに戻った。ここで覚悟を決めて共有フォルダの設定をすべて削除,あらためて同じ名称の共有フォルダを作成し,アクセス権を設定。その後外部ドライブからFile Stationでファイルを書き戻す。ここまでは問題なし。


(8)いよいよRAID1
 いよいよRAID1にするのだが,ここで失敗してデータをロストするのが,いつのも私。これまでの私とは違うのよ,と勝手にいいながら,作業にかかる。

 今度はQNAPのマニュアルを見ながら薦めるが,相変わらずよく分からない。意外にTS-231PでシングルディスクからRAID1に移行した例もWEBには転がっていない。

 ストレージプールを使った例が出ていたが,別にそこまでの柔軟性は必要ないし,パフォーマSNS卯も落ちるので,使いたくない。

 試行錯誤を繰り返すが,どうも書いてあるように進まない。おかしい。やっぱりダメなのか,最初の初期化の段階で,HDDを2台入れておかないとダメなのか・・・もう1つHDDを買わないといかんのか・・・

 そうこうしているうちに,これまでグレーアウトしていた「移行」ボタンが,なぜか押せるようになっていた。これを押すとシングルからRAIDへの移行が始まる。

 やったことは,新しいHDDをベイ2に入れてフォーマット。このボリュームを「空き」になっていることを確認し,ベイ1のHDDの管理画面に進む。やったことはこれだけなのに,さっきまで押せなかった移行ボタンが,押せる・・・

 うれしかったので深く考えずに押す。

 すると,マニュアル通りに移行が始まる。

 とはいえ,画面には「警告」が出ているし,移行のプログレスバーもなかなか進まず,ずっと0%のまま。15分ほどすると1%になったので,我慢して放置。翌朝には移行がめでたく終わっていた。


(9)各種設定

 設定漏れや調整を少しして,なんとか復旧。1週間かかった。

(10)残問題
 QNAP謹製のDLNAサーバーも試したが,どうにもクソで,TwonkyMediaをどうにか使えないものかと思案中。ライセンスを買えば使える事が判明したので検討に入る。・

 あと,TimeMachineが新規になってしまうので,私の場合過去1年分のバックアップがなくなる。TimeMachineロスとでもいうんですかね,あって当然のものがふとないことに気が付いて絶望するのって。くよくよしていても仕方がないので,気持ちを切り替えて新規バックアップスタート。


 と,こんな感じで厳しい戦いを切り抜けました。

 RAIDへの移行ボタンが,急に押せるようになった理由はよく分かりません。何度も同じ事をやったのに,出来るようになったと言うのは気持ちが悪いのですが,思うにフォーマットのあと,状態がシステムに反映されるまでに少し時間がかかっているかなにかで,最初は押せなかったものがしばらくして押せるようになった感じです。

 大事な事は,ベイ2のドライブはフォーマットしてあることと,マウントしていないこと,そしてベイ1のHDDと異なるRAIDグループに設定されていないことです。

 そうすると,ストレージマネージャのストレージ領域->管理->管理に,移行が出ているはずです。

 今後,ドライブを交換する場合は,1台ずつ交換を選んでやれば良さそうですし,死んだ場合は死んだHDDをとりあえず外してフォーマットすれば,なんとかなりそうな気がします。まあ,それはその時考えましょう。

 で,動き出したTS-231Pなのですが,クロックは1.7GHzと1割強落ちているにもかかわらず,さすがにDualCoreだけに快適な動作です。WEBによるUIもストレスなく,またファイルのアクセスも高速です。

 個人的に感心したのが,2つ用意されたEthernetです。ルータでもないのに,なにすんねんと思ったのですが,ポートトランキングで仮想的に1つに束ねて,2GbpsのEthernetにする機能があるんですね。

 高度なポートトランキングにはハブ(スイッチ)がインテリジェントなものでないとダメなのですが,通常のスイッチでも動かす事の出来るモードがあり,試しに設定したところ,これがもう速くてびっくりです。

 これまで,WindowsからNASにファイルをコピーすると30MB/s程度だったのですが,TS-231Pでは100MB/sを越えます。NASそのもののパフォーマンスも上がっているのですが,この速度は1本のEthernetでは出ない速度なので,ポートトランキング万歳です。

 ポートトランキングにはメリットがもう1つあり,他のクライアントのアクセスがあっても,速度の低下が少ないのです。これも大きいです。

 もっとも,RAID1によるパフォーマンス低下はこれから評価することになりますから,こんな速度はもう出ないかも知れません。それでも信頼性と引き換えにした速度ですから惜しくはないですし,複数クライアントでも速度が落ちないメリットはありますから,もう十分なんじゃないかと思います。

 そう,TimeMacine中に他のマシンからのアクセスが厳しかったんですよね。これが軽減されるというのは,ありがたいです。

 NASは裏方で,動作していることが意識されてはかえってまずいわけです。新しいNMASに変わっても,表面的にはなにも変わっていないことが最善であり,気が付いたら速度が上がっていたとか,そういうのが目指すところです。

 TS-231Pへのリプレースを終えてみて,苦労した割には見た目の変化が少ないことにちょっとがっかりしましたが,それは違うと考え直しました。

 ポートトランキングの速度とRAIDの信頼性を一気に手に入れたNASが,うちに来ました。しかも格安で。

 個人でRAIDを組むのがネタになる時代を生きてきた私にとって,1つのゴールと言えそうです。

 しかし,今やっとけば今後は楽になるわと,手動で移行作業をやっても,ちっとも楽にはなりません。よく考えると,いつもいつも手動で移行をやっているような気がします。

 でもまあ,昔はPCの買い換えやHDDの入れ替えをやると,必ずこういうことを時間をかけてやってたんですよねえ。いつしか移行が楽ちんになり,今どきはクラウドベースで移行そのものがない時代です。

 しかし,20年経っても,私がやっていることは相変わらず。進歩があるんだか,ないんだか・・・

 そうそう,TS-231Pが安くなった理由ですが,TS-231P2という新機種が,海外ではすでにリリースされています。日本には年末頃の導入でしょう。これのせいでTS-231Pの値段は下がっているのです。

 TS-231P2は,メモリがSODIMMで増設可能になったこと,CPUがDualからQuadになったそうです。後は見た目も同じ。しかし,この2つ変更点は,使ってみると実に魅力的な強化ポイントでして,特にメモリが羨ましいです。

 若干早まったかなあと思う一方で,直付けメモリの信頼性にかなう物なし,と良いように考えて,あと5年TS-231Pを使おうと思います。

 あー,疲れた。もう徹夜は出来ません。

 

 

ページ移動

  • ページ
  • 1
  • 2

ユーティリティ

2017年10月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

ユーザー

新着画像

新着エントリー

過去ログ

Feed