エントリー

2007年01月の記事は以下のとおりです。

サーバーを新しくしました

 せっかちな性格は,悪いことばかりではありません。

 艦長日誌も昨年夏にリニューアルしてから,かなり重くなったなあ,と思われた方も多かったと思います。

 MMXPentium-266MHzにVineLinux3.2という構成のサーバーでしたが,艦長日誌のCGIをblog風のものに変えてから,やはりその重さが実用範囲を超えるようになったと感じるようになりました。とはいえこのシステムを更新するには試行錯誤で繰り返したLinuxの設定作業をやり直す必要もあるでしょうし,今とりあえずなんとかなっているならまあいいか,と逃げていたのでした。

 ところがそんな私の怠惰を見越してか,神様は年末のクソ忙しいときにサーバーマシンの故障という試練を私にお与え下さいました。ああなんというお慈悲。

 翌日に実家への帰省を控えて,最悪のケースも覚悟しないといけないと思いつつ,ダメモトで分解を行って気になるところをハンダゴテでなめてみると,あろうことか直ってくれました。こんなに簡単に直ってしまうマシンの故障ですから,やはり神様の仕業としか思えません。「これが最後のチャンスじゃ。本格的に壊れる前に新しいマシンにリプレースするのじゃぞ」という声が聞こえて参りました。ああありがたや。

 かくして大阪の中古屋さんでThinkPad X20(2662-2NJ)を購入した,というところまでは,これまでに書いたお話です。

 HDDも3年近く使っているので交換しないとまずいと思っていましたが,初期不良が怖くて東京で買うことにしていたところ,わざわざ秋葉原まで出向くのも面倒になってしまい,結局日本橋で40GByteのものを買ってきました。安くなったものですね,5550円でした。

 こちらに戻ってきてから,X20の掃除と点検を行います。とりあえず問題はなさそうです。BIOSのアップデートをやっておこうと考えたのですが,これ,Windowsが入っていないとだめなんですね。FDからやればいいだろう,と思ったのですが,うちにはFDが使えるWindowsマシンもないので,アップデート用のFDを作成することも出来ません。結局X20にWindowsを一度入れて,そこから直接アップデートを行いました。

 この時,へたった電池を入れっぱなしにしてあったせいで,Windowsが起動しないという問題が発生し,インストールミスと思った私は何度もインストールを行う羽目に陥りました。ここが結局一番時間のかかった作業かも知れません。

 メモリについては,このマシンはチップセットが440ですので,256MbitのSDRAMを使ったタイプのSO-DIMMは使用できません。幸い私は128Mbit品を16個使った256MByteのSO-DIMMを1つ持っていましたので,これを差し込んでトータル320MByte。よし。

 HDDの交換は非常に楽ちんで,ビスを1つ外すだけ。買ってきた40GByteもあっさり認識してなんの苦労もしませんでした。よし。

 ここまで来ると,とりあえずLinuxだけ入れてしまうかなあと考えるのは,これ人情というもの。せっかくですので昨年秋にリリースされたVineLinux4.0を入れてみましょう。

 サーバー用途であれば3.2でも全然問題はないし,むしろ安定性で4.0は危ないかなとおもったのですが,最新版が出ているわけですし,3.xとは随分変わっているという話ですから,この際先を見越して入れることにしました。

 私はLinuxは専門家ではないし,普段使っているわけでもないので,ド素人もいいところです。何かあったときに頼りになるのは,先輩諸氏の苦労話のみ,です。

 4.0をダウンロードし,CD-ROMに焼きます。インストールはさくさくと進み,再起動まで簡単に終了。少し触ってみると,500MHzのCeleronですが,実に快適です。これなら生活マシンに使えるかも知れないなあと,そんな風に感じました。

 ここまででやめておくつもりでしたが,バックアップにもなるし,と古いサーバーにあるデータ類をコピーすることにしました。当然/etcにある各種設定もです。

 そうなると,もう自動的に再設定をすることになります・・・

 結局丸二日かかってしまいましたが,とりあえず現状を復活出来,一昨日にはすでにサーバーを入れ替えています。そういわれてみれば軽くなったかも知れないなあと思ったあなた,するどいです。

 はまったのは,4.0から用意されたファイアーウォール。うちはDNSサーバーもLAN内に立てているのですが,ファイアーウォールがこれを遮断していたことに気がつかず,ドメインの解決が出来ない状態に頭がおかしくなりそうでした。

 4.0ではinetdではなく,xinetdになっていたため,inetdで起動するサービスが上がらず,これもはまったところでした。

 apacheは最初から2は使わず,1.3に戻して使っています。はまるのわかってますから。

 一番困ったのはproftpdで,これは様々な問題が複合していました。bindより先に上がろうとしていたため,サーバー名が解決できずに起動しないため順番を入れ替える必要があったのに気がつくのに丸一日,そこからinetdで起動するようにするのに半日。起動しなかったのは,実はスタンドアロンですでに起動していたからでした。proftpdが起動しない設定になっていたのを,サービスの設定から起動に切り替えたのですが,これをすっかり忘れていました。

 さらにsshについてもはまったのですが,これは余計なことをしなくてもさくっとつながるもので,それを忘れていろいろおかしな事をしたせいでつながらなくなっていただけでした。冷静に考えてみると特別なにもしなくてよくて,今は問題なしです。

 自分のホームページを持つようになって10年にもなると,そこに蓄積されたデータは,もはや懐かしさを感じる財産となります。これらを守るために,それなりの手間がかかるのは仕方がないことです。また,3年程度のマシンの更新も,作業としては大事なことだと思います。

 新品のマシンを買うのが本当は一番いいのでしょうが,そこまですることもないと考えてずっと中古でやっていますが,アクセス頻度が小さく,今後も特別増えることはないでしょうし,そもそも回線が細いので,これで十分。24時間運転なので消費電力は気になりますが,処理能力は今回のように重くなったら考える,というのんびり具合で,今後も運用していこうと思います。

今そこにある危機

 私は子供の時から頭痛に悩まされてきた人です。

 世の中には全然頭痛を経験せずに済む人もいるらしく,全く持って羨ましいことこの上ありません。

 とはいえ,週に3日も頭痛があると,それが普通になってしまいますから,頭痛くらいで動けなくなったり何も手につかなくなったりするようなことはまれです。

 それでもひどいときには頭痛薬の世話になるのですが,さすがに人生の半分を頭痛と過ごす私にとって,自分に合う薬を見つけることは直接時間の過ごし方に差が出ます。

 今から15年ほど前でしょうか,その日は確かステージに上がる当日だったと思うのですが,昼から頭痛がひどく,夕方からのステージに支障が出ることは間違いないという感じでした。

 それまでバファリンを愛用していた私は,この物足りなくなってきた薬をも自宅に忘れてきてしまって,あわてて薬屋さんを探して飛び込むやいなや,「とにかくよく効く頭痛薬をくれ」と頼みました。

 出てきた薬は,「グランドール」といいました。

 地味なパッケージ,大きな錠剤,まるで効きそうにないその頭痛薬を飲んでみると,ひどかった頭痛がすかっと取れたのです。

 すかっと取れたというのはちょっと違いますね,どちらかというと,本当に薬で痛みを抑えている感じがし,痛みはなくとも頭が脈にあわせてうずく感じだけははっきり残っています。

 以後,この薬は私の常備薬になりました。どんなに重い痛みでも服用して30分もすると痛みが確実に取れます。痛くなりそうな予感のするときも飲んでおけば全然痛くなりません。ひどいときには前述のようにうずく感じは残っても,痛みが完全に消えてくれるのは本当に助かります。

 こうした絶大なるグランドールへの信頼は,手に入りにくいという唯一のデメリットを浮き彫りにします。

 そうなのです,実は関東でも関西でも,このグランドールを扱っているお店は少なく,「なんですかそれ」と言われることもしばしば。

 関西に地盤を置くあるチェーン店が実家の近所に出来た数年前,帰省の折に聞いてみると在庫がある,しかも約半額の値段で常時販売しているというではありませんか。驚きました。

 そこで実家に戻る度に大人買いを敢行。実家の近くの店だけにとどまらず,買い物をしていても車で通りかかっても,とにかくそのチェーン店を見つければすぐに立ち寄り,在庫があるだけまとめ買いをしてきました。

 おかげで,2年間,買い足すことなく過ごしてきました。唯一のデメリットが払拭された私は,その数に溺れて,なぜ手に入りにくいのかという本質を見失い,湯水のごとく服用するようになりました。

 一方で,グランドールに代わる薬を探すこともしましたが,結論はなし。

 グランドールの成分は,1回分で,

アスピリン・・・350mg
アセトアミノフェン・・・215mg
無水カフェイン・・・30mg
メタケイ酸アルミン酸マグネシウム・・・160mg
重質炭酸マグネシウム・・・160mg

 という感じで,まあ見慣れたものばかりなわけですが,このアスピリンとアセトアミノフェンが両方,しかも大量に含まれているというのがミソなのです。

 アスピリンだけを試してみても,アセトアミノフェンだけを試してみても,やっぱり効果は薄い。両方飲むと抜群に効くのです。(ついでにいうと頭痛薬のもう一方の雄,イブプロフェンは私には全く効きません。)

 しかし,この2つを含む頭痛薬は,実はありそうでなかなかお目にかかりません。バファリンプラスはグランドールに一番近いと思われますが,グランドールの倍のお値段(ということは例のチェーン店では4倍!)と非常に高価です。足下を見られてるなと思います。

 そもそも,アセトアミノフェンという薬は,アメリカでは万能薬として使われる家庭用の常備薬で,医者にかかると「タイレノール(アセトアミノフェン100%の薬)は飲んだか?」とまず聞かれるくらいです。安価で効き目が強く,胃に優しい上,副作用もありません。小児用バファリンはバファリンを名乗っていますが,通常のバファリンがアスピリンであるのに対し,小児用は実はアセトアミノフェンというオチまであります。

 ではアセトアミノフェンを含む薬を探してみると,セデスがそのようです。セデスはアセトアミノフェンとエテンザミドを含んでいますが,アセトアミノフェンの量が非常に少なく,その分効き目も薄いです。エテンザミドはアスピリンと似たような性質の薬品ですが,私には今ひとつききません。

 そんなおり,先のタイレノールの販売元が変更になって,日本進出を本格化させるというニュースが伝わりました。早速試してみることにしたのですが,さすがアセトアミノフェン300mg,効き目は確かにあります。グランドールがどうしても手に入らないときには,タイレノールをバックアップにすることにしました。

 いよいよグランドールの備蓄がなくなり,新規に大人買いを試みたところ,「廃品種になった」と信じられない言葉を聞くことになりました。正月早々,受け入れがたい事実を突きつけられて呆然とする私がそこにいました。調べてみると,2006年の春頃に手に入らなくなっているようです。ああ,分かっていたらもっと大事に飲むんだったのに・・・(結構困っている人が多いようです)

 やむなくタイレノールで過ごすことになったのですが,聞けば1年ほど前に整理されたということと,成分的に他に代わるものはやはり現在はないということでした。

 困りました。

 もう一度,まじめにグランドールに代わる薬を探してみます。

 まず,少し古いのですが,1999年の某売り上げランキングです。

1:バファリンA錠
2:ナロンエース錠
3:イブA 錠
4:ノーシン錠
5:新セデス錠
6:ナロン錠
7:ハッキリエース顆粒
8:ケロリン散
9:セデス・ハイ錠
10:リングルアイビージェルカプセル
11:小児用バファリンCⅡ錠
12:ノーシンホワイト錠
13:エキセドリンA錠
14:サリドンA錠
15:バファリンL錠

 なるほど,おなじみのものが並んでいます。

 で,主立ったお薬の成分です。それぞれ1回分です。

1. バファリンA錠
アセチルサリチル酸 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 0.66g
ダイアルミネート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 0.30g

2. ナロンエース錠
イブプロフェン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 144mg
エテンザミド・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 84mg
ブロムワレリル尿素・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 200mg
無水カフェイン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50mg

3. ノーシン錠
アセトアミノフェン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 300mg
エテンザミド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 160mg
カフェイン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 70mg

4. イブA錠
イブプロフェン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 150mg
無水カフェイン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 80mg
アリルイソプロピルアセチル尿素 ・・・・・・・・・・ 60mg

5. 新セデス錠
エテンザミド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 400mg
アセトアミノフェン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 160mg
無水カフェイン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 80mg
アリルイソプロピルアセチル尿素 ・・・・・・・・・ 60mg

6. ナロン錠
アセトアミノフェン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 265mg
エテンザミド・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 300mg
ブロムワレリル尿素・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 200mg
無水カフェイン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50mg

7. ハッキリエース顆粒
エテンザミド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 230mg
アセトアミノフェン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 230mg
カフェイン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35mg
シャクヤクエキス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20mg
メタケイ酸アルミン酸マグネシウム ・・・・・ 125mg

8. セデス・ハイ 錠
アセトアミノフェン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 250mg
イソプロピルアンチピリン・・・・・・・・・・・・・・・・ 150mg
無水カフェイン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50mg
アリルイソプロピルアセチル尿素 ・・・・・・・ 60mg

9. ケロリン散
アスピリン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 600mg
無水カフェイン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 60mg

10. 小児用バファリンCⅡ錠
アセトアミノフェン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 198mg

11.アスピリン
アスピリン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 500mg

うーん,やっぱりグランドールに匹敵する成分と量の薬は見あたりません。(ただこうしてみると,どれも同じようなもんかなあと思っていた頭痛薬が,実は成分も分量もまちまちなんだということがわかりますね。)

 一番売れているバファリンなど,ただのアスピリンなのに,こんなにありがたがられているのは何故なんだろうと不思議で仕方がありません。

 タイレノールとアスピリンを同時に飲むことも考えましたが,さすがに何かあったとき怒られそうなのでやめました。

 それにしても,これは本当に厳しい。

 飲みやすさから考えて,当面タイレノールで行くしかありませんが,グランドールに比べて2割近く含有量が少ないことがどういう結果になるか,様子を見ながらということになります。

 私の青春時代を支えたグランドールは,後5回分ほどしか残っていません。

 とりあえず,感謝の気持ちで一杯です。

ページ移動

  • ページ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

ユーティリティ

2007年01月

- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

ユーザー

新着画像

新着エントリー

過去ログ

Feed