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地デジとBSを安定して受信する作戦

  • 2018/12/10 10:16
  • カテゴリー:make:

 さて,さらに良好な受信状態とシンプルな配線で高い信頼性を得るために,アンテナまわりの改善を進めているのですが,ようやく決着しました。

 前回までは,地デジとBSを外で混合し,引き込んだケーブルに地デジブースタと15Vの電源を挟み込んで暫定運用としました。

 この問題点は,地デジブースタがBSを減衰させるので高周波帯でレベルが大きく低下して映らなくなる,電源が別の地デジブースタの付属品なので供給能力が低く,BSコンバータを安定して駆動出来ない,の2つです。

 そこで,地デジブースタを広帯域増幅器に置き換えて,地デジもBSもまとめてブーストする作戦を考えました。

 以前1000円くらいで買ってあったDC~2GHzの広帯域アンプ基板を引っ張り出し,地デジブースタの代わりに入れます。すると,地デジもBSもレベルは上がるのですが,ノイズも多いらしくC/Nが絶望的に稼げません。

 そこでこの案はボツ。基板上のMMICをかつて秋月で買ってあった高性能なSGA-4586に載せ替えてみます。SGA-4586は4GHzまでの動作を謳うMMICで,ゲインも高く,NFも優れています。

 すると,まずまずのレベルとC/Nです。これならいいんじゃないかと手応えを感じ,以前作ったFMブースタと中身を入れ換えました。ついでに15Vの電源を貫通するような仕組みもいれて,BSコンバータはテレビから給電されて動くようにします。

 完成して設置をしたのですが,全然映りません。

 15VのショートやMMICの破壊など,いろいろなミスが重なって動かなかったのですが,どういうわけだか期待された信号レベルとC/Nを出す事が出来ず,このアイデアはボツになりました。悔しい。

 元に戻してつくづく考えたのですが,挟み込んでいる地デジブースタがBSの信号を減衰させ,15Vの電源を通さないことに問題があるんだからとシンプルに考えた結果,地デジブースタを地デジアンテナの直下に置く事にしました。

 電源が付属していたという地デジブースタは屋外設置用のもので,ゲインは小さめですがNFが小さく,C/Nは稼げそうです。しかし直下に置くものなので,高所での無理な姿勢による作業という大きなリスクがあります。

 しかし,もう家の中に閉じこもっていてはいけません。私は外に飛び出し,ブースタを取り付けて家の中に戻ってきました。

 しかし,地デジが映りません。混合器の電流通過スイッチをOFFにしていたせいで動かなくなっていました。スイッチをONにして電源を通します。

 すると無事に地デジもBSもまずまずのレベルで映るようになりました。電源供給能力の高いテレビからの15Vに切り替えて,これでシステム完成,と喜んでいました。

 しかし,どうも時々別の部屋に設置してある地デジPCが録画に失敗するようになりました。そうです,どうもテレビの15Vは,自分の電源がOFFになると15Vも止めてしまう仕様になっていたのでした。

 説明書を読んで常時給電にできないか調べてみましたが,出来そうにありません。暫定的に地デジブースタ付属の電源を挟み込みましたが,これは給電能力が低くて,危険です。

地デジPCからも電源を供給すればよいのですが。PT3からの供給にも不安があるし,それにテレビもPCも止まれば動かなくなるというのでは根本解決にはなっていません。

 それに,15Vの供給が2箇所から同時に行われるケースは,本当に大丈夫かわかりません。逆流防止用のダイオードがはいっていないなら,電圧印加を検出して自分の電圧を止める仕組みが必要ですが,そんな仕組みが貼っているとはどこにも書かれていません。

 そこで,電源供給のための電源器を探してみます。安いものは2000円ほどでありますが,ちょっと信頼性に不安があります。15Vで500mAほど供給出来ると安心なのですが,そうしたものはやはり5000円を超えます。

 実は強力な地デジブースタとセットの方がちょっと安いくらいとわかりましたが,さらに調べると,BSも地デジもまとめて強力にブーストするブースタが9000円で出ている事を発見しました。

 BSももともとレベルが高くなく,BSの受信機を増やせば厳しくなることは目に見えていたので,この機会に地デジもBSもしっかり増幅して,受信機の増設にも耐えられるようにしておくことに方針変更です。

 話が大げさになってきましたが,このブースタ「GCU433D1S」は,混合器に43dBという強力なブースタを内蔵した屋外設置対応品で,これを今の混合器に置き換えてやればすべての問題が解決しそうです。

 作業は屋外なので日中しかできず,土日にやるしかないのですが,先日ようやく作業がおわりました。

 結果ですが,信号レベルを上げるとC/Nが思った以上に悪化しますし,BSでは低い主波数より高い周波数の方がゲインが高いようで,低い方で上限ギリギリに合わせると高い方でオーバーしますから,何度かゲイン調整のために外と中を行ったり来たりする羽目にはりました。

 この際だからと地デジアンテナの向きも再調整し,気になる事は全部片付けてゲインの調整を行ったのですが,結果としてはレベルはしっかり稼げてもC/Nはそんなに改善されず,悪くないと言う程度におさまりました。

 分配器を1つ追加してもしっかりとレベルは稼げていますし,C/Nも安定していることをみると,ブースタの設置は概ね期待通りであったと思います。

 この系に,FMアンテナからのVHFもFMブースタで増幅してから混合器で混ぜてやり,分離せずそのままFMチューナーに突っ込んでいますが,分配器を増やしたせいか少しレベルが低下しています。しかし,チューナーのRFプリアンプをONにすれば問題なし。ノイズも小さく,良好です。

 振り返ってみれば,新築時に地デジだけ見れればいいやと,壁面アンテナを付けてもらって,最小限度の部屋に分岐しただけの最安のシステムだったものが,BSアンテナ設置にブースタによる送り出しとLNB電源の常時給電と,フルシステムになったのでした。

 BSアンテナも,もしかすると屋根裏に置く事になるかもと,少しでも高感度を期待出来る50cmを選びましたが,こうやって屋外に出し,しかもブースタを付けるなら安い45cmでも全然大丈夫だったはずで,これは失敗だったかも知れません。

 ブースタも,43dBのゲインを持つ,UHFとBS/CSに対応したものは本来3万円位するものですし,ゲインを調整出来る仕組みも本格的なものです。これが9000円だったのですからそこは満足で,それは結果にも現れています。

 これでしばらく大丈夫でしょう。そのうち,電波をアンテナでつかまえてテレビを見るなんて話がなくなると思いますし,作業そのものはなかなか楽しかったですし。

 これで年末年始は,テレビ漬けです。

 

 

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