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一難去ってまた一難

  • 2007/02/26 14:17
  • カテゴリー:make:

ファイル 106-1.jpg

 300Bのシングルアンプの再組み立ての作業が昨日に終わりました。

 2月12日に秋葉原にシャシーを買いに行き,翌日から部品のレイアウト検討,けがきを済ませ,翌週の土日に穴開け,塗装を行ったことは以前にも書きました。

 そして25日に,ようやくすべての配線と動作確認が終わりました。

 今回の改良点は,300Bのフィラメントを安定化するという点です。5V1.5Aが必要なので,TO220パッケージで安価な7805など1Aクラスの三端子レギュレータは使えません。

 ところが,可変電圧型のLM317が実は1.5AまでOkということを知り,たくさんある手持ちから2つ用意して,使ってみることにしました。

 電圧の設定抵抗は680Ωにしました。計算では4.8V位になっているはずです。

 仮に入力電圧を10V,出力を4.8Vとしてその差は5.2V,ここに1.5Aが流れますので7.8Wの熱が発生することになります。これだと10W/℃の放熱器が最低ラインですが,とりあえずシャシーに取り付けて様子を見ようと思います。

 最初は6.3Vの巻線を使ってみたのですが,当然のようにリップルが取り切れません。今回のトランスは適当な電圧の巻線がないので,5V巻線を直列につないで10Vの巻線と相当の状態にして使い,ようやくリップルが綺麗に取れるようになりました。

 おかげでハムもかなり低減され,貴重な300Bがやや低い電圧で動作させられるようになったことや,ACラインの電圧変動に対しても安定化されることにも,安心感があります。

 さて,一通りの動作を行ってから,測定をおこないます。

 オシロスコープの電源を入れてみたのですが,なんと,壊れていて電源が入りません。なにをやっても動作せず,ファンも回ってくれません。これはかなりショックでした。

 しかし,このまま測定もせずに使うわけにもいきません。波形を見ることが出来ませんが,とりあえず電子電圧計だけで測定を始めます。

 周波数特性は1W時で21Hz~22.38kHz(-3dB)。無帰還のアンプとしてはこんなものでしょう。ダンピングファクターは1W/1kHzで3.077。これも三極管の無帰還シングルならこのこのくらいですね。

 歪率は測定器がないのは測定できません。波形を見られればおおよその見当もつくのですが,今回はそれも出来ません。

 ですから,最大出力も測定出来ず。無帰還のアンプですので,出力が飽和する点が見極めにくく,やはりこれも波形を見ないと分からないと思うのですが,前回測定した8.3Wくらいの電力は出ている感じです。

 夜だったので短い時間だけですが,音出しもしました。手前味噌ですが,やはり直熱三極管のシングルは,とても心地よい音を出しますね。

 一回り小さなシャシーに組み立てましたが,熱の問題も心配するほどではなく,三端子レギュレータもきちんと動作をしているので,これで完成とします。

 しかし,小さくなったとはいえ,スピーカの近くに行けばハムが耳につきます。アースポイントが問題なのか,電源トランスからの誘導なのか,原因はいろいろ考えられますが,これもちょっと一休み。

 写真を見ていただくと分かるのですが,つくづくシャシー加工が下手だなあと,自己嫌悪に陥ります。ちょうどEF37の陰に大きな傷が見えますが,これが前回書いた300B用の穴を開けたときの傷です。

 真空管アンプというのは,そのルックスも心地よい音に実質的にも精神的にも貢献するものと思うのですが,私はそのあたりのセンスも技術もないようで,シャシーをいいものに変えれば少しは見違えるかなと期待したのに,結果はそんなに劇的に変わりませんでした。

 ただ,シャシーそのものの剛性はかなり上がっているので,安心感はあります。重量級のアンプですので,このしっかり感はありがたいところです。

 気になっていたことが1つ片付いたので,よかったです。

 しかし・・・オシロスコープの故障は,これはさすがに困りました。簡単な故障ならと開けてみましたが,さすがに80年代のTektronixだけに頑丈な作りで,ぱっと見てもよくわかりません。もう少し検討をしてみますが,ダメなら買い直すしかないのかなあと,がっかりです。

 このオシロスコープは1994年の年明けに買ったもので,当時は一生ものと言われて買った記憶があります。350MHzまで見られるアナログオシロは100MHz程度は咲いて欲しいなあと思っていた私にとっては最高級品で,それが中古で20万円でしたから,お買い得だったとは思います。(プローブの値段の高さには閉口しましたが)

 それこそ一生ものと思っていたのに,こんな中途半端な時期に壊れるとは,残念です。

 最近は200MHz位までなら随分安く手に入るようになっていますが,最近のものはデジタルオシロに変わっているため,シャッター速度の確認には使えません。それにアナログオシロにはアナログオシロならではの良さもあります。

 この際だから,新しいオシロスコープを買うことにするかなあ。

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