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Rollei35LED決着

 Rollei35LED,ようやく決着させました。

 Rollei35LEDの最初のテストは白黒フィルムで露光不足でした。2回目のテストはカラーでしたが,これも露光不足と現像不良でした。

 そして今回の3回目は,露光も十分で,現像も問題なく出来ました。

 まず皆が絶賛するTriotarの性能についてと,研磨した結果についてです。

 Triotarの性能については,同じ被写体をTessarで撮影したものと比べて見ると,もう圧倒的にTessarの方がよいです。これはもう好みの問題ではなく。完全な性能差と言って良いと思います。

 Triotarの傾向は,シャープネスが今ひとつで全体的にぼやーっとしています。色はしっかりのりますし,歪曲もなければ中央部と周辺部での収差の違いもそんなに大きくありませんが,なにせ全体的にシャープネスが足りませんし,コントラストも低いです。

 一言で言えば,トイカメラのレンズ,です。

 加えて周辺光量の低下もあります。40mmくらいのレンズでこれだけ周辺が暗くなるというのも珍しいですが,それもF5.6くらいでの話であって,F11くらいまで絞り込めば気にならなくなります。

 最初は無限遠が出ていないのかなと思ったのですが,F16でパンフォーカスにしても,遠いところも近いところも同じボケ具合で線の太さだったので,まあこれが実力という事でしょう。

 絞り込んでもあまり画質は改善されず,絞ろうが開けようが,ダメなものはダメという感じでした。

 ただ,被写体によって得意不得意があるようで,例えば空に浮かぶ雲とか,高い建物を足下から見上げたものなどは,はっとするような写真が撮れていました。それでもまあ,Tessarの方が良い写真が撮れると思います。

 コーティングがなくなっているせいもあるでしょうが,ちょっと条件が悪いとフレアやゴーストが出ます。コントラストがますます下がったり,おかしな光の模様が出てきたりします。フードをしていても出るので,やはりコーティングがないことは厳しいなあという印象です。

 で,クモリをとるために行った研磨の影響ですが,ちょっとよく分かりません。研磨しないで曇った状態であっても,コーティングが生きているならスカッと写ったかも知れませんし,ソフトレンズのようにボケボケだったかも知れません。

 研磨によってクモリがなくなった一方で,正確な球面が出なくなっているはずで,その影響でこんなに締まりのない画像になっている可能性もあるかと考えると,どっちにしてもこのレンズは本気で使えるレンズじゃなかったんだなあと思ったりします。

 でも,少なくとも目視において,研磨の結果がデコボコだったり,ある部分だけへこんでいたりといったおかしな状態にはなっていません。前玉を覗き込むと,すーっと吸い込まれそうになります。それだけに,もっと写ると思っていたのです。

 周辺光量低下も問題なので,基本的にはこのレンズはF16やF11までしっかり絞り込んで,ブレを防ぐ為に1/60よりも高速なシャッターを切るのがどうもこのレンズの使い方のようです。

 線が太く,しっかり色がのることは他の方の評価と矛盾しませんが,繰り返しますが果たして写真としての最低水準を満たしている画質なのかと問われれば,疑問符が付くと言うのが私の結論でした。

 次,露出計についてです。

 内蔵の露出計をなんとなく調整し,単体露出計やRollei35の露出計に対して1段くらいの誤差に出来たので,調整に深追いをしなかったのですが,もともと精度が低い外光式の露出計がさらに1段2段とズレてしまうと,さすがにネガでも救えません。

 明るいところでアンダーになるので,露出計に画角と同じフードを付けると良いかもといろいろ試行錯誤をしましたが,改めて調べてみると低輝度は誤差が大きく,低輝度では誤差が小さいと言うことがわかりました。

 私は高輝度での調整だけを行いましたので,低輝度側がズレている可能性がありますが,そもそもSPDを使った露出計って,低輝度と高輝度を別々に調整するものなのかどうか,私は知りません。

 ですが,このままでは露出計が信用出来ないままです。なので,観念して露出計を再調整します。

 基板の端っこにあるボリュームはおそらく高輝度側,基板の中央にあるボリュームがおそらく低輝度側だと目処を立てて,それぞれのボリュームを少しずつ調整をします。

 するとうまい具合に,低輝度も高輝度も,Rollei35とほぼ同じ結果に出来ました。もともとRollei35の露出計の調整結果には実績もあり,そんなに外していません。ですから,Rollei35LEDの露出計と揃ったというのは,とてもありがたい結果です。

 これでまたフィルムを通して見たいと思いますが,Triotarの画質についても確認出来ましたし,フードも問題なく,露出計も大丈夫になりました。これでRollei35LEDを実用機として使い倒せます。

 そしてこれ以上お金をかけるのも,もうやめておきます。かつてはレンズを移植しようとか,もう一台買うとか,B35に手を出すとか,いろいろ考えていたのですが,せっかく安く手に入り,自分でコツコツと修理をしたのですから,このまま使う事にしようと思います。

 ところで,悲しい事が1つ。うちのKマウントを支えたMZ-10が,持病のピニオンギアの割れによって,壊れていました。これも持病のペンタ部のストロボも上がらなくなっていました。小さいくせにちゃんとしたKマウント機で,M42も問題なく使えてしまうと言う,隠れた名機だと私は思っているのですが,いかんせんこの頃のペンtラックスは耐久性が本当にダメで,とても残念です。

 修理用の部品も探せば出てくるかも知れませんが,次世代機として用意したSFXnが絶好調ということもあり,もう修理しないでこのまま廃棄しようかと思います。

 

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