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一流のJazzをご家庭で

 2008年8月29日から31日まで,好例の「東京Jazz2008」が有楽町で行われました。今年もなかなか面白そうで,特に最終日の夜のFourplayのライブは見たかったなあと思ったりしています。

 今年も30日の13時から22時まで,9時間連続の生中継がFM放送で行われます。毎年東京Jazzはテレビでも放送されるのですが,生中継には「まさに同じ時刻にやっている」という強烈な一体感があって,そこがたまらない魅力です。

 FMアンテナを用意したり,FMチューナーを調整したりと,この日のために仕込みをしていた私は,朝から最終確認を続けておりました。

 しかし,どうも受信状態がよくありません。マルチパスが原因と思われる歪みは耳障りなほどありますし,ピーというノイズも出ています。

 アンテナの向きを調整していたのですが,なかなか解決しません。これはまずいなと思っていたのですが,アンテナを真上に向けるという荒技が一番綺麗に聞こえるとわかり,専門家が見れば全く理解できない方向に,無理に取り付けました。

 それでもノイズが多くて,果たしてこれで録音しておくだけのクオリティになるかどうか,疑問が残ります。

 今回,録音はiBookG4ではなくて,MacBookProです。MacBookProでは,SPDIFのディジタル入出力が標準で用意されているので,DATのA-Dコンバータでディジタルに変換された後のデータを取り込むのに,USB経由で接続する必要もありません。

 それで,今年はフランスとの国交が始まって150周年なのだそうで,フレンチジャズが大きく取り扱われていました。私はフレンチジャズにまで手を伸ばすほどジャズに明るい人でもなく,どっちかというとその独特の雰囲気に抵抗がある人でもあるわけですが,有楽町の国際フォーラムの野外特設ステージでは,そのフレンチジャズを延々やっていたようです。それがホールでのライブの合間に放送されて,なんとなく一体感がないなあという印象が残りました。

 特に楽しみにしていたアーティストがいたわけではなかったのですが,やはり圧巻はNHK交響楽団とハンク・ジョーンズ,そしてロン・カーターという夢の競演です。Over the RainbowやPogy and Bethといったわかりやすい演目で,そこが物足りないような気が最初はしたのですが,そこは超一流の仕事です。驚いたのはNHK交響楽団の圧倒的なうまさでしょう。

 普通,こうした甘い曲をオーケストラが演奏すると,ばらばらとまとまりのない,いかにも大人数でやってます,という感じがジャズの対極にあったりして緊張感に欠け,つまらないと思うものなのですが,NHK交響楽団はフルオーケストラにも関わらず,ぴしっと音が揃っていて緊張感が漂い,それはもう本当にジャズなのです。

 これにはさすがの私も驚きました。

 インタビューでは,NHK交響楽団の方が,ハンク・ジョーンズとロン・カーターのお二人は,ジャンルは違っても我々にとっては憧れの存在であり,その方と競演できるということがどれほどすばらしいかと,思っているのですとおっしゃっていました。
このコメントの格好良さが,演奏のレベルの高さを証明していたように思います。
 
 オーケストラの演奏家が,あるいはジャズメンがみんなそうだとは言いませんが,ジャンルによらず,尊敬と憧れを持つ事の出来る公平さこそ一流の証であると,そんな風に感じました。

 あれから1週間,まだ編集をしてないのですが,早めにしたいと思います。そういえば10月にはテレビでも放送するらしいので,楽しみです。

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