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本日のディナー

 久々に胃を壊して,昨日は吐き気のためほとんど寝ていないことを友人に伝えたところ,ありがたいことに何か食べ物を持って行ってやると言ってくれました。

 買い物に出る元気もなかった私にとっては非常にありがたい申し出だったので,お言葉に甘えて「鍋焼きうどん」をお願いしました。

 ところが,アルミの鍋に入った鍋焼きうどんは売ってなかったらしく(というかそんなスーパーは駄目だろう),代わりに冷凍のうどんを買ってきてくれました。

 大げさな袋に入った,京風のうどんとのこと。そのまま鍋に入れて火にかけるとできあがりだそうで,水を入れたり,具を袋から出す手間もかかりません。

 そもそも,京風のうどんというのはどんなものか,関西人である私は恥ずかしながらさっぱりわからないのですが(大阪で京風のうどんというのは,探さないと食べられないんじゃないかと思います・・・),それはともかく,甘みがあってコクのある,でもあっさり味のうどんであることは間違いなさそうです。

 外側の袋を開封し,中をのぞき込んで,私はその美しさに絶句しました。

ファイル 49-1.jpg

 日本人の文化は,箱庭文化であると,何かの本で読んだ覚えがあります。日本人にとって箱庭というのは愛すべき存在。日本庭園は自然界を小さな面積に表現するものであり,その世界観と美意識は日本人の根底に横たわっているとかいないとか,まあそんなたぐいの話だったように思います。

 さてもこの冷凍のうどんの美しさたるや。まるで,うどんの箱庭です。

 とはいえ冷凍ですので,このまま愛でているわけにはいきません。いつもの鍋に入れたところ,まるで計ったように収まりました。

ファイル 49-2.jpg

 この5分後,うどんは大変においしく仕上がり,私の胃に,大いなる満足感を与えてくれたのでした。

 今度は自分で買ってこよう。

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