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multievoの丸鋸が届いた

 先日購入し,アマチュアの工作レベルを引き上げると確信した,ブラックアンドデッカーのmultievoですが,これまでにもこうした1台X役をうたったハンドツールは,出ては消え出ては消え,を繰り返してきました。

 なんでもそうですが,例えば十徳ナイフは1つにいろいろな機能が詰まっていることが重要なわけで,それぞれの使い勝手が悪いことは,この手の商品を好きな人にとって,それほど重要なものではありません。

 もし十徳ナイフが,それぞれの単機能専門ツールを越える使い心地を実現していたなら,十徳ナイフ以外は市場から消えていたでしょう。ちょうど,スマートフォンのカメラがデジカメに列ぶようになって,コンパクトデジカメの市場が急速にしぼんでいるのと同じ事です。

 multievoは,それぞれのツールを市場から消滅させるほどの力は全然ありません。ドリル以外は,ないよりまし,と言う程度の物だと思います。しかし,年に1度使うか使わないかという頻度の道具に使い心地を求め,そのためにお金と収納場所を割り当てることに,多くのアマチュアは躊躇するわけです。

 multievoがえらいなと思うのは,結構アマチュア向けに割り切っていることかも知れません。これをプロが現場で使うのは,ちょっと大変かなあと思います。持ちにくいし,形も洗練されていませんし,パワーも足りないでしょう。着脱式というのは得てして信頼性を損ないます。もし,高所で作業中にアタッチメントがぽろっと外れてしまったら,死者が出るほどの大きな事故になりかねません。

 ですが,DIYが盛んなアメリカでこうした商品が生まれて,それが日本にも入ってくることは,アマチュアの工作をおおいに底上げし,より快適に,より完成度の高い工作を楽しむ事が出来るようになったわけで,私はとても素直に喜んで,この商品を気に入っているわけですね。

 で,前置きが長くなりましたが,クイズに答えて正解するともれなく「丸鋸ヘッド」をプレゼント,というありがたい企画に応募した私は,昨日ありがたく丸鋸ヘッドを手に入れる事が出来ました。

 私にとっては,初めての丸鋸です。

 私のように,道具好きで工作好きなわりには,基本的に集中力がなく鈍くさい人間にとって,丸鋸ほど恐ろしいものはありません。カッターで紙を切っているときに,添えた手がカッターの進行方向に置いてあって,すぱっと手を切ったことなど数え切れません。

 このカッターがもし,丸鋸だったらどうしよう・・・鈍くさい人間が自らの身を守るために備えたとしか思えない,必要以上の心配性やリアルな想像力によって,私は丸鋸だけは手を出すまいと,誓ったのでした。

 しかし,丸鋸がなければ出来ない作業があります。木の板をまっすぐ切ることを,丸鋸なしで行うのは至難の業です。手で挽くのこぎりの扱いは,私は下手ではないと思っていますが,その実内側にぐぐっと食い込んだ切断面を見て,「性格を反映しているなあ」と嘲笑する周囲の視線に,多感な10代の私は深く傷つきました。

 それでも踏みとどまったのは,やはり指が惜しいからです。

 てな話を,届いた丸鋸ヘッドをニヤニヤしながら嫁さんに話すと,そういう痛そうな話はしないでくれと,娘を抱いてどっかにいってしまいました。

 届いたのが夜でしたので,試しに動かすことも音を心配して行っていません。小さい丸鋸には,凶暴な刃が付いています。これが高速回転するのかと思うと,やっぱり私は恐ろしさの方が先にきます。本物の丸鋸は,AC100Vで回転しますし(そうそう,指ではなくて,このACケーブルを切ってしまっても,ビリビリと大変なことになるだろうなあと,10代の多感な私は考えたものです),音も重さも凄く,高速回転するという事は慣性モーメントも大きくて,ある程度の力がないときっと手なずけられないでしょう。

 小さい丸鋸は,切断可能な板厚に制限を受けますが,そうした道具の性能と己が力量が工作可能なものを制限していくことは,安全という点でも意味があります。

 もしかすると,子供が木工をしようと言い出すかも知れません。その時,このmultievoが活躍するのではないかと思うと,そういう想像をすること自身がとても楽しいです。

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