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2012年の散財を振り返る

 今年は冷静に考えると,毎年年初にやっている「昨年の散財」をまとめてませんでした。

 遅ればせながら,自戒の念を込めて,昨年の散財を振り返っておこうと思います。


(1)ネットワークオーディオプレイヤーN-30

 まずは,ネットワークオーディオプレイヤーです。パイオニアのN-30です。

 購入してから11ヶ月経過していますが,すっかり我々の生活に定着しています。DLNAによるFLAC再生,AirPlayによるiPadからの再生,そしてインターネットラジオと,大変便利に使っています。

 価格も安く,比較的大きなカラーディスプレイも装備されていて,基本性能も十分な物があります。ちょうど先日アップデートがあり,さらに完成度が上がったわけですが,音質云々ではなく仕様については,個人的にこの機種を越える物はないんじゃないかと思うほど,そつなくまとまっています。

 価格を考えると大変良く出来た製品だと思います。買って良かったです。人が集まる部屋には1台欲しいので,もう1台買おうかと思うくらいです。


(2)食洗機

 これも大変よい買い物をしたと思います。ただし,プチ食洗機は小さすぎて,使いこなしはなかなか苦労します。

 プチ食洗機は2人から3人くらいの家族を対象にした小型モデルなわけですが,通常サイズの食洗機との差分が対象とする人数,つまり格納できる食器の数だけだと思ったら大間違いで,特に奥行きが狭いことによる影響は大きなお皿が入らないという,数以上の形で表面化します。

 カゴの形状や食器の入れ方は大変工夫されていて,よくこのサイズにこれだけ入る物だと感心しますが,余裕のないギリギリの設計になっているので,ちょっと変わった形の食器や,少し深いお皿をいれると,途端に数が入らなくなります。

 ですから,経験的に格納しやすい食器ばかりを使うようになってしまいます。あれこれとお皿を使い分けるという楽しみが食洗機の導入以後なくなってしまい,食事が殺風景になったことは否めません。

 
(3)HP15cLE

 復刻版のHP15cLEも昨年の買い物です。買った時は全然使うこともなく,なんだか使いにくい電卓だなあくらいの感じだったのですが,HP20bを改造して作ったWS34Pのあまりの使い心地の良さに,HP15cLEも難なく使えるようになってしまい,単なるコレクターズアイテムから,実用マシンへの昇格を果たしました。

 とはいえ,もったいないので普段は箱にしまってあります。それでも目立つ傷がついているのはなんでだろうと,ちょっと凹みます。


(4)D800とレンズ

 なんといっても昨年の散財の筆頭は,D800とレンズでしょう。D800が27万円,AF-S24-70mmF2.8が15万円,AF-S300mmF4Dが10万円,そのほかなんだかんだで・・・いやー,すごい買い物ですね。いくら下取りを使ったとはいえ・・・

 しかし,D800は価格以上の価値がありました。36Mピクセルという超弩級の画素数を誇るフルサイズ機ですが,ボディの作りも高レベルで,今のところこれ以外に欲しいカメラが見当たりません。間違いなく一眼レフの頂点の1つです。

 高画素,高画質であることは,それ自身も重要なことですが,失敗の多くが救われるようになったことも思わぬ収穫でした。当初,高画素機ゆえの手ぶれによる失敗が多発することを覚悟していましたが,葉書サイズくらいに印刷するのであればそんなに神経質になることはありません。

 それより,フルサイズで高画素なのでトリミングの自由度が高いこと,高感度なので露出の失敗を救えることが多く,大変助かっているのです。

 そもそも失敗しないことが一番大切なのはわかります。

 しかし,失敗を意識してシャッターを切るのをためらうようなことがあると,貴重な瞬間を逃します。私はアマチュアですので,あまりストイックなことを言っていても始まりません。下手なんですから意地を張っていてもプラスにならず,そんなことよりむしろ,シャッターチャンスを逃さないことの方が大事です。

 ですから,トリミングも露出の調整も出来なかったD2Hに比べて,撮影が随分ラフになりました。本気のD2HとラフなD800を比べても,D800の方がはるかに良い写真が撮れるという現実は,受け入れなければなりません。

 これは私だけの話かも知れませんが,D800の唯一気にくわない点であるAFの性能が今ひとつなことでシャッターチャンスを逃しがちです。失敗写真の大半はピンぼけである現状で,1枚でも多くの写真を救えることはとても大きな意味があります。

 D800の被写体は,1歳ちょっとの娘です。生まれてから現在に至るまでの成長の早さ,変化の大きさには目を丸くするばかりですが,それを現時点における最高性能のカメラでたくさん残せたことは,本当に有意義だったと思います。

 とはいえ,レンズは試行錯誤ですね。AF-S24-70mmF2.8はなるほど良いレンズですが,大きくて重くて寄れないので案外出番は少なく,AF-S300mmF4Dなどは円高を理由に海外から買いましたが,本格的な出番は一度もありません。いずれ必要になると思われるレンズですから,大幅な価格上昇が予想されるリニューアルの前に,しかも超円高のうちに買っておこうと思ったのですが,ちょっともったいなかったかなと思います。

 結局のところ,一番稼働率の高いレンズは,AiAF35mmF2Dです。おそらく私だけでしょうね,D800のオーナーの中でこんなもったいない使い方をしているのは。


(5)ベビーカー

 マイクラライトのベビーカーは,5万円を越えるのが普通になったベビーカーの現状から考えると,性能に対して安価だと思います。

 ただ,必ずしも使い勝手がよいとは言えず,やはり重量の問題と取り回しの問題,そして前輪からの振動が多くて案外乗り心地が良くないのではないかと,そんな懸念もあります。

 今年の冬は寒く,インフルエンザも流行っているので,晩秋からずっと,積極的な外出はしていません。夏は夏であまり外に出ることはしませんでしたから,案外ベビーカーって活躍しないものです。

 これは親が出不精だからという理由が一番大きいのでしょうが,毎日ベビーカーで出かけるようになると,もっと軽くてコンパクトなベビーカーがありがたくなり,マイクラライトという選択肢が必ずしも正解とは言えなくなるかも知れません。


'(6)NAS

 不安定で遅いPogoplugにぶち切れてQNAPのNASを導入しましたが,これもなかなか良い買い物でした。NASという本来の機能に加えて,WEBサーバーもこれに統合し,Linuxであげていたサーバーを1台廃止(のち廃棄)することが出来たのですから,大したものです。

 DLNAによるオーディオ再生,複数台のMacをTimeMachineでバックアップなど,日常的に便利に使っている機能だけではなく,写真や動画の共有なども出来るQNAPのNASは,個人用のNASとしてはとてもよい製品だと思います。

 また,これをきっかけに導入したギガビットEtherの恩恵も大きく,USBなどの外付けストレージのプライオリティは低くなったと思います。それでも,無線LANを使っているとギガビットEtherと高速NASの恩恵は受けられません。ここが今後の改善点になるだろう思います。

 ついでにいうと,近頃の円安でHDDも値上がりしていますが,WDのREDシリーズの3TBもよいです。そこそこ速いし,発熱も少なく,SMARTのレポートを見ても壊れる気がしません。通常の3TBよりも高価ですが,その分の安心感は大きな物があります。


(7)Lightroom4

 購入したソフトの中ではダントツの稼働率で,もはやこれがないと私の写真趣味は成り立たないと言っても言い過ぎではありません。

 D800のように画像データが大きいカメラを使うには,写真の管理から現像,調整,印刷というワークフローを効率よく行う必要があります。容量と速度で大きなデータにへこたれないストレージ,高速なCPUに大容量のメインメモリというハードウェアは当然としても,自分にあったソフトウェアを見つけて使いこなすことも同じくらい大切な事です。

 D2HやK10Dをメインに使っていた頃にLightroom4を使い始めましたが,D800のようにデータのレタッチ耐性が高く,前述のように多少の失敗が救えるようになってくると,ますます現像ソフトの役割は大きくなります。

 ここで,メーカー純正のソフトを使うのが一番良いは説明の必要もないわけですが,メーカーが違えば異なる操作体系や概念を学習し直さねばなりません。また,データ管理から印刷までを一気に行えるバランスの良いソフトは純正には少なく,現像は優れていてもノイズ除去が下手くそとか,印刷が苦手とか,得手不得手があるものです。

 それをカバーするために,データが小さかった時代なら複数のソフトを組み合わせる方法でなんとか出来たかも知れませんが,1枚あたり30MBになろうかというD800の巨大なRAWデータでそれはなかなか大変で,多少の欠点には目を瞑ってでも一連のワークフローを1つのソフトで完結させることが出来ないと,現実的に作業が難しくなると思います。

 Lightroom4は安価で高機能,優れたUIを持ち,現像の能力はプロも認めた安定性を誇り,印刷の機能も本気で実装されている,コストパフォーマンスに優れたソフトです。ファイル管理は私はOSに任せているのでLightroom4の機能を使ってはいませんが,それ以外の機能については大変手に馴染み,D800との組み合わせにおいて不自由を感じません。

 現像機能だけとっても,メーカーが違っても同じ手順で処理が出来,そのくせ仕上がりは撮って出しのJPEGに近い物がちゃんと出てきて,そこからの調整や修正も問題なし,ノイズ除去性能の高さも手伝って,カメラの性能を1段引き上げていることは間違いないと思います。

 そこに良く出来た印刷機能やファイルのフィルタリング機能があって,使いやすく統合されたLightroom4は,買って良かったソフトの1つであると思います。


(8)ブラックアンドデッカーmultievo

 ブラックアンドデッカーの電動ハンドツールで,アタッチメントを交換するとドリルになったり丸鋸になったりジグソーになる,便利ツールです。

 リチウムイオン電池で動作し,多機能で安価といいことずくめなわけですが,そこはやはり価格相応のクオリティであり,剛性感も5万円クラスの電動ツールと比べれば,みじめな気分になります。

 でもそこはDIYの本場アメリカです。無骨でアメリカンな外観通り,不思議と不安感はありません。よく考えられているようで結構大雑把,持ちやすそうに見えて実はそうでもないとか,無駄にゴツゴツしていてやたら存在感だけはあるとか,マキタやボッシュにはない,独特の押しの強さがあると思います。

 と言いつつ,実はこれ,まだ本格的に使っていません。ですから使った実感というのはまだ沸いていないのですが,十徳ナイフやアタッチメント式の道具にありがちな,結局中途半端でどれも使いにくいという話は,ないように思います。

 パワーもあるし,予備の電池もあるので,このツールが作業の足かせになるようなことはないでしょう。


(9)Kindle Paperwhite

 3台目のKindleです。最初に買ったKindleDXは良く出来た機器でしたが,昨年秋に249ドルに値下げされた後,今はディスコンになってしまいました。惜しいですね。

 2台目に買ったKindle Keyboardは安くて軽くて小さく,標準で日本語に対応した初めてのKindleでしたが,やはりSVGA相当の解像度の低さがネックでした。

 そしてKindleの日本でのサービス開始を受け昨年末に購入したのがしたのがKindle Paperwhiteです。

 実は,購入してからずっと,ほぼ毎日使っています。以前は寝る前にふとんの中で読むことが多かったのですが,最近は通勤中に電車で読むようになりました。小さいのにXGA相当の解像度を持ち,高いコントラストをフロントライト併用で実現したこのマシンは,手で持った感触もすばらしく,読むという行為へのストレスが随分小さくなったなあと思います。このあたり,さすがに一日の長ありです。

 欠点は,PDFでは綺麗に読めないのでmobiに変換が必要であること,変換に手間がかかるので一気にやって蓄えておきたいのに容量が小さく,油断していると内蔵ストレージがいっぱいになり,ファームのアップデートすら出来なくなっていることでしょうか。

 そうそう,私は3Gモデルを買ったのですが,WiFiモデルで十分だったと思います。3Gで出来る事は限られ,ファームのアップデートすら自動で行われません。WiFiにバグがあるので3Gがないと時計も狂うという状況でしたから,確かに3Gに意味がなかったとは言いませんが,WiFiとの価格差を考えると自炊の人はWiFiにすべきですね。


 ということで,昨年も随分散財しました。それぞれに価値のあるものであり,純粋な無駄遣いは減ってきていると思うのですが,D800とレンズがこれだけ高額であることを考慮すると,今年以降はかなり引き締めて行かねばならないと,そんな風に思った次第です。

 なにかの雑誌で読んだのですが,年収400万円の人も年収1000万円の人も,そんなに貯蓄額は変わらないそうです。理由は年収に応じたお金の使い方をしてしまうからなんだそうですが,私の場合年収が高くないのに欲望に抗わずに散財しますから,このままでは破滅します。そう,身の丈に応じた生活をしないといけないのです。

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