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あれがなにしてXperiaごにょごにょ

 街で見かける携帯電話は,もうほとんどがスマートフォンです。すごいですね。2年前ならちょっと考えられない状況です。

 東日本大震災のあと,知人とスマートフォンの電池寿命の短さとバグの多さから,やっぱり確実なのはガラケーだよな,といっていたことを懐かしく思い出します。

 当時,スマートフォンで通話することには違和感があり,通話用のガラケーを維持しつつ,スマートフォンはデータ通信に特化するという2台持ちがそんなに特殊な事例ではなかったと思うのですが,この2年ほどで,大人も子供も年寄りも,男も女もみんなスマートフォンを持つようになり,普通に1台目として通話も当たり前になっています。

 携帯電話会社としては,ガラケーで下げすぎた料金を高値に戻す良い機会だったのだと思いますが,もともと日本はガラケーを育んだ国です。オープンでフリーダムなスマートフォンの本当の意味での恩恵を,日本人は受け損なっていると思います。

 そんな私は,スマートフォンには全然興味がなく,相変わらずガラケーです。アプリの追加など出来ないですから,出来る事は限られていますが,その分出来る事は確実にこなせるという信頼性がガラケーの強みです。

 ただ,方向音痴の私には,GPSと地図がないと彷徨い人になりますし,メールもチャットもリアルタイムで出来るようになることの面白さや重要性には,前世紀から気が付いています。ザウルスにPHSで通信をしていたころが懐かしいです。ドイツへの出張でザウルスポケットと内蔵モデムで,compuserveに繋いでniftyへアクセスしたことがありましたねえ。

 そうかと思えば,Advanced W-ZERO3の設定に寝食を忘れて没頭したこともありました。あの時はマジで,WindowsCEベースの窮屈さに死にそうになりました。シャープという会社の小型端末作りのうまさを,改めて感じたマシンでした。

 だから,IDEOSという日本通信の廉価なスマートフォンをここ2年ほど使っていました。私の持論は,インターネットは速度よりも常時接続性だ,であって,IDEOSと組み合わせたb-mobileSIMの速度は,全然気になりませんでした。常につなげる権利を,安価に提供してくれたことにありがたいとおもっていました。

 そうこうしているうちに大手キャリアから回線を借りて商売をするMVMOがたくさん登場し,サービスと価格の競争が始まりましたが,悲しいかな,SIMフリーの電話機が一般的ではない日本では,一部のマニアのオモチャになっています。

 私はマニアではありませんが,この流れに乗っています。月々945円のiijmioを使って,IDEOSで常につながっている状態を維持しています。しかし,さすがにもうIDEOSでは,つながっている価値も薄れるほど,よたよたです。CPUパワーもメモリも乏しく,画面の解像度も低い上に,OSのバージョンも古くて,悲しくなります。

 ですが,ここでスマートフォンを買い換えることは,なかなか大変な事に気が付きます。日本通信がIDEOSの後継機を出してくれていれば済んだ話なんですが,どういうわけだかそんなことはありません。結局,iijmioで使えるSIMフリーのスマートフォンを探すことになるわけです。

 そして,日本で手に入るスマートフォンが,大きく重く,高価でハイエンドなものばかりであることに愕然とします。100gという重さは,20年前のmova時代から,1つの到達点だったはずですが,そんな軽い端末はどこにもありません。

 ところがですね,海外に目を向けると,タブレットと紙一重の大型機から,ガラケーよりも小さく軽い小型機まで,様々なスマートフォンが売られているんですね。値段もスペックもメーカーも様々。一方でOSはほとんどandroidですので,基本的な使い勝手に差はありません。

 そこで私が目をつけたのが,XperiaのTipoという機種。ST21iという機種で,新興国向けの廉価モデルらしく,スペックは数年前のものといって差し支えはありません。HVGAの画面,800MHzのシングルコアCPU,512MBのメモリと,最底辺のマシンです。

 しかし,手のひらにすっぽりおさまる小型のサイズに,100gを切る軽さ,最底辺スペックでもなんとか動いているandroid4.0.3と,難しい事をしなければ十分に魅力的なマシンでもあるのです。

 で,私はこれを買いました。13000円ほどでした。

 ちなみに,海外からの輸入です。技適は通っていません。日本で電波を出すと,違法です。皆さんも注意しましょう。

 最近は,カスタマイズをする気力も時間もないので,可能な限りそのまま使うようになった自分を,軟弱だと笑うのですが,Tipoに関しては中華フォントがどうしても許せませんでした。私は大阪出身ですが,阪という文字が全然違うんです。

 そこで,やりたくなかったroot化。日本語フォントをコピーし,設定ファイルを書き換えて,置き換え完了。書けば簡単ですが,実はすんなり行かず,寝不足になりました。

 ついでにFMラジオの周波数も修正をして,root化の目的は達成です。

 使って見た感じですが,低スペックのハードウェアなんて全然問題になりません。800MHzのCPUは高速ではありませんが,サクサク感はちゃんとありますし,最新ではないにせよ,なんとか現行の4.0.3ですから,アプリも選べば問題なく動きます。

 比較対象がIDEOSですから,話にならないし参考にもならないんですが,私にはこれでもう十分です。

 ここで私はふと,昔を振り返りました。

 13000円のXperia Tipoは,日本では駄目ですが,通信端末として実に立派に動いてくれています。しかし,10年前のPalmを思い出せば,10万円で出来る事はアドレス帳とスケジュール管理です。信じられないです。

 端末だけが進化しても安くなるだけです。インフラが整備され,ビットあたりの価格が下がったからこそ,今のスマートフォンがあります。本当に激動の時代だったなと,つくづく思います。

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