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XEを修理し終わりうまい酒をのむ

ファイル 69-2.jpg

 XEの修理が完了しました。いろいろありましたが,なんとかここまで来ました。

 昨日の続きになりますが,機能的なところは確認できているので,最後の山は電気回路の調整ということになります。

ファイル 69-1.jpg

 写真は調整を必要とする基板です。右側のカバーの下にも1つ半固定抵抗が隠れていて,それはマニュアルシャッターの1/4秒以下の低速を調整するものなのですが,狂っていなかったのでそのままです。

 順番は,定電流回路の調整,絞りと感度の可変抵抗の電流調整,オートでのシャッター速度調整,最後にメーターの指示調整です。

 本当は高輝度,低輝度時の露出計の調整もしないといけないのですが,面倒という事もありますし,ぱっと見たところそれ程狂っていないようなので,下手にいじらないことにします。

 まず定電流回路の調整です。これはすべての動作の基準になるものですので,特に大切です。温度補償がかかっているので,気温によって調整値が変わります。

 CdSのコモン端子を外し,ICの右下にある2つのランドの電圧を測定します。10度から20度の気温の場合,ここが375±1mVになるように,調整用の半固定抵抗を回します。

 次に絞りと感度調整の電流調整です。レンズを取り付けて左側の黄色と黒色の間に電圧計をセットし,F2.8の時の電圧とF16の時の電圧の差を計算し,その差が10度から20度の時で87±1mVになるように,半固定抵抗を回します。

 続けて絞りを1EV変えるごとに,あるいは感度調整ダイアルを1EV変えるごとに,電圧が17.4±3mVになるかどうかを確認します。

 次はオート速度の調整です。基準となるカメラを用意し,グレーカードを使って明るさを図ります。シャッター速度を1秒とした場合の絞りと感度をXEに写し取り,調整用の半固定抵抗を回して,大体1秒になるように調整をします。

 最後にこの時のメーターの指針が1秒になるよう,調整をします。

 これを何度か繰り返して,追い込んでいきます。

 一応それなりに追い込んで,カバーを閉じて,後は塗装のはげた部分をタッチアップして,完成です。

 テスト撮影を週末に済ませる予定ですが,これでうまくいってくれれば本当にいいなとこころから願っています。

 今回のXEでは,またいろいろなことを学べました。つくづく,カメラというのは,光学と機械工学,そして量産技術とエレクトロニクスの総合工学であると,認識した次第です。

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