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電気工事の続き

  • 2014/05/14 14:38
  • カテゴリー:make:

 さて,前回GW中の電気工事について書きましたが,壁や天井に穴を開けるというのは大きなリスクを伴い,失敗すると取り返しがつきません。特に建築後だったり部屋に荷物を置いてからになると,途端に作業が出来なくなったりリスクが上がったりしますので,慎重にしないといけません。

 冷静に考えると,まだ新築後1年なんですよ,それでも躊躇なく穴を開けられる根性というのも大したものだと呆れてしまいます。


(5)ダイニングにダウンライトを

 リビングとダイニングの2部屋は1つに繋がっていて,リビングにはリーシングライトがあり,部屋全体を照らします。一方のダイニングは,食卓用の真上にペンダントがぶら下がり,部分的な照明として機能することを意図しています。

 そうなると,ダイニング全体をどう明るくするかが問題になるわけで,パナソニックの提案はここに小型のシーリングライトを付けることでした。

 ところが,実際に家が出来てみると,まずテーブルのペンダントは十分に明るく,部屋全体が明るくなるくらいです。またシーリングライトがついている位置は階段の踊り場を兼ねていて,結局の所リビングと食卓を繋ぐ廊下のような機能を持つようになっています。

 いわば通り道の天井に突起物があり,それが電球色で光るというのはどうもしっくり来ません。結局ほとんど使わず,見た目に不細工なものがぶら下がっているだけのひどい状況でした。

 ここが通り道ならそれらしくすべきですし,なによりシーリングライトは天井が低く感じられてしまいます。デザインも違和感があり,はっきりいって目障りです。

 そこで,この不細工なシーリングを外して,LEDのダウンライトを取り付けます。

 最初に考えたのは,シーリングライトの場所にそのままダウンライトを付けることです。気をつけるべきは,その場所に桟が通っていないかどうかです。

 なにせ天井裏の話です。見て確認出来ませんから,基本的には一か八かです。壁の裏側を調べる探知機で天井を探りますが,どうも天井の裏側になにかあるようです。

 そこで,別件で家の工事が入った時に,現場監督に効いてみました。まずシーリングライトを外してこの穴を塞ぐこと,そしてダウンライト用の穴を開けるにふさわしい場所を探すことです。

 幸いクロス屋さんが来ていたので,穴を塞ぐのはあっという間に終わりました。問題はどこに新しい穴を開けるかですが,彼と一緒に図面を見ながら検討したところ,彼は「ここだ」と印を付けました。

 彼らが帰った後,私は彼を信じて,100mmの穴を開けました。いや,天助の裏側に何かが存在することを,探知機は示していたのですが・・・

 果たして,出てきたのは太い木でした。これがまさに穴のど真ん中に通っています。私は戦慄しました。これを切断すると,構造上問題があるんじゃないか。でも開けてしまった以上はふさげないし・・・

 しかし,放っておくわけにはいきません。のこぎりでこの木を切断し,なんとかダウンライトの穴を開けました。疑問を持つと切りがないので,決めた以上はもう迷わず作業に全力投球します。

 切断して分かったのは,この木は構造物ではなく,シーリングライトを取り付けるための補強に入っているものだったということです。桟の方向はこの木とは直角方向に走っているのですが,その桟と桟の間に木を渡し,ここにライトを取り付けるようにしてあったようです。

 現場監督がここだ,といって印を付け場所は,まさにそのシーリングライトの取り付け位置からまっすぐにのびたところです。

 強度に影響しない木であればまあいいでしょう。さっさと配線を済ませ,ダウンライトを取り付けました。

 取り付けて見たところ,非常に好都合でした。目障りな突起物はなくなりましたし,色を昼光色にしたのですっきり明るく,ダウンライトですので照射角が狭いために,階段の前がちょうと明るくてよい感じです。

 通り道を照らすという目論見は正解で,このおかげでテーブル上のペンダントの位置をもう10センチほど下げて,さらに局所性を高めることも出来るようになりました。


(6)1階階段の踊り場のライトを独立で

 1階の階段前は,うちは薄暗くてあまりよい環境ではありません。階段には24時間点灯のライトを付けましたので足下も怖くないのですが,踊り場が暗いので印象がよくありません。

 ところが,その踊り場は,1階の廊下の一部と見なされていて,他の廊下のライトと連動して点灯する電球色のダウンライトがついています。出来れば踊り場は階段と同じ扱いで24時間点灯させたいのですが,廊下までは必要ないという状況もあって,なんとかせねばなりませんでした。

 電気の配線図はもらえませんでしたので,私が自分で調べたのが,以下の回路です。

ファイル 690-1.jpg

 L1が階段L2が踊り場,L3が廊下です。SW1とSW2の両方で階段の電気が制御出来ますし,L2とL3はSW3,4,5で制御されます。いろいろな方法が考えられますが,まず必要なのはL2とL3の分離です。その上で,L2をどのスイッチで制御するかが問題になります。

 また,今回は新規に配線を用意出来ません。天井裏には潜れませんし,壁の裏側に配線を這わせることも難しいです。ですから,今通っている配線を利用することしか出来ません。

 いろいろ試行錯誤をしたのですが,最終的に以下のように落ち着きました。

ファイル 690-2.jpg

 我ながらよく考えたと思います。

 L2はL3から分離し,L1と並列に繋がり,SW1とSW2で同時に制御されます。もともと階段の続きで照らして欲しいところにあるライトですから,大変望ましいです。

 さらに,L3の制御は,元の通りSW3,4,5で制御されます。

 これを実現するには,様々な問題がありました。一番難しかったのが,SW4とSW5を繋ぐケーブルを探し当て,この内の1本だけ切断することです。他にもVVFケーブルが数本通っている中,このケーブルを探し当て,切断するのですからドキドキです。

 狭くて手がギリギリ届く場所の作業だったのですが,考えた末に電流の分かっている負荷を繋いで1本だけ通電し,クランプメータで測定して探り当てました。見えないところで他に繋がっていたりすると事故に繋がりますが,それもなさそうでなによりです。

 結果,大変便利になりました。たった1つのライト,それもわずか3.4WのLED電球1つで,随分家の使い勝手が変わって来ます。雰囲気が変わるといってもいいでしょう。1階はまるで倉庫やトイレのような,それこそ薄暗いところで長居はしたくない所だったのですが,明るくなるとそういう抵抗感もなくなって,りっぱな居住空間になるのです。

 実はこの回路は3度目の回路です。最初の回路は,L3を完全に切り離してしまい,SW5は差込コネクタで接点を固定してしまい,L2がSW3とSW4で制御されるようにした単純なものでした。

 SW5は死んでいますし,L3も死んでいます。これはやっぱり不便ですし,不細工ですからもうちょっと考えてみることにします。

 次に試した回路は,L3をSW5で制御するようにしたものです。とはいえ,L3を点灯させるための電源を持ってくる方法が見当たらず,L2とL3の間にSW5を挟むような方法でしのぎました。

 この方法の問題は,L2が点灯しているときでないと,L3も点灯しないという事です。だから,L2は消灯,L3のみ点灯ということが出来ないのです。そうすると,仮に1階の照明がすべて消えているときに,SW5でL3を点灯させようと思った場合に点灯せず,暗闇を歩いてSW4をONにする必要が出てしまうわけで,これではなんのためにSW5があるのかわかりません。

 ということで,ある夜に酒を飲みながらふと思いついたのが,今の回路です。非常にシンプルですし,どうして最初にこれを思いつかなかったのかと思いましたが,配線の状態がはっきりしてきたのは,試行錯誤の結果ですから,仕方がありません。

 これでうまくいったと喜んでいたのですが,実は問題が1つあります。

 オリジナルでは,L1の電源と,L2とL3の電源が別れていますよね。あまり深くは考えなかったのですが,実はL1の電源は2階のリビングから,L2とL3は1階の洋室から撮っていることがわかりました。

 今の回路を眺めてみると,L1もL2も,Lラインは2階リビングからのものですが,NラインについてはL1は2階リビングから,L2は1階洋室から来ているものに繋がっています。

 賢明な皆さんならおわかりでしょうが,ここで1階洋室のブレーカーを落として電源を切断すると,2階リビングのLからL2を通り,1階洋室のNまで繋がってしまうのですね。従って1階の洋室でNとアースを触ると感電します。というか感電しました。

 ですから,2階リビングなり1階洋室なり,どちらかだけブレーカーを落とす場合には,2つのブレーカーを跨ぐ経路を断ち切るためにSW1かSW2を切ってしまう必要があります。これを怠ると,感電したりL1もしくはL2に異常電圧がかかる場合が出てきます。実際,同様の配線ミスで150V近い電圧がかかり,電気器具が壊れたという話も起きているといいますから,危険な配線であることは間違いありません。

 さて困った。ブレーカーをどちらもONにしてあれば危険はありませんし,便利に使えるだけにまあいいかと思うのですが,もう一度考え直してみます。

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