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PIXUS PRO-100を買いました

  • 2014/05/26 16:56
  • カテゴリー:散財

 先日,時間をかけてPM-G850の廃インクパッドを交換して,まだ使える状態にしたわけですが,いつ壊れるか分からないような古い機種を,高額なインク代を支払い続けて使うというのは不自然だなと感じて,買い換えることにしました。

 私がプリンタに求める機能は,写真印刷です。昨今,写真屋さんでの印刷が,安くて綺麗なものになってきていて,家で印刷する必要性がなくなってきているといいます。

 とはいえ,写真屋さんが得意とするのはあくまでL版と呼ばれるサイズです。このサイズより大きいものやちょっと変わったことをお願いすると,結構高額になりますし,その場で印刷してくれるわけではないですから,もし思ったままになっていなかったらやり直しで,お金も時間も無駄になってしまいます。

 L版で,しかも普通のコンパクトデジカメを撮って出しのJPEGで使う限りは,写真屋さんの印刷サービスが最善でしょう。でも,写真が好きな人はこれにとどまりません。

 そういう,趣味で写真をやっている人のために,写真印刷に特化したプリンタがちゃんと用意されています。台数が出ませんし,特殊な機械なので高価ですが,見方を変えると1万円程度の安いプリンタで出来る事は,もう写真屋さんに任せた方がよい時代になったと言うことでしょう。

 こうした特殊なプリンタで出来る事は,確かに写真屋さんが苦手とすることです。

 四つ切りやA3の印刷は,写真屋さんに頼むとビックリするほど高価ですし,時間もかかります。

 写真用紙はサイズだけではなく,厚みや発色,表面処理の違いもあるし,もちろん価格によってもたくさんの種類があります。これらを適切に選び,自分の意志を作品に反映するなら,もう写真屋さんに任せられません。

 モノクロ印刷は,銀塩時代もそうでしたが,人の手を介して印刷されるのでこれもやっぱりお金がかかります。トリミングも印刷まで自分でやるから思い通りに出来るし,ホワイトバランスも露光量もコントラストも,機械任せにしないで自分で積極的に調整したいなら,印刷まで手元で出来た方がよいのです。

 これら面倒なことを楽しいと思えるのがまた趣味のいいところで,そうした少数派の人々に向けたプリンタが買えることは,とてもありがたいことです。

 ですが,さすがに品種は少なく。実質的な選択肢はエプソンとキヤノンだけです。

 エプソンは現行機種が世代的に古いですし,今回はエプソンはパス。キヤノンは2年ほど前に登場したPIXUS PROシリーズが今でも好評で,もう好き嫌いの問題ではなく,写真を趣味とするならキヤノンしか選択肢がないといってよいでしょう。

 PISUX PROシリーズは,プロ用のPRO-1,顔料インクを使ったハイアマ用のPRO-10,染料インクを使ったハイアマ用のPRO-100の3つがありますが,私は写真は染料インクの方がよいと思っていますので,もう選択肢はありません。

 そのPIXUS PRO-100は,今は43000円ほどで売られています。6万円くらいで売られていたものが,随分値下がりしたものです。それでも4万円を超えるプリンタは,相場としては非常に高額であり,その事はむしろ,価格は問題じゃないという趣味人の想いに応えてくれそうな期待を生みます。

 PIXUS PRO-100は,A3ノビまで印刷可能な大型機です。重量は実に20kgもあり,横幅も80cm近くになります。

 8色のインクはカラーはもちろん,モノクロ印刷にも十分な性能を発揮し,有線/無線のLANを持ちます。様々な写真用紙のICCプロファイルが用意されており,Photoshopやlightroomなどの現像ソフトとの連携も考慮された,まさにハイアマチュア向きのプリンタです。

 PM-G850から置き換えて,これに買い換えようと思ったのですが,ちょうど年明けの住宅ローン減税の還付金が手つかずになっていたので,これで買うことにします。

 果たして,届いた段ボール箱は巨大でした。娘が二人すっぽりと入る大きさの箱は,油断していると腰を悪くするような重量で,一人で動かすと汗が出ます。

 しかも,PM-G850が収まっているラックのサイズは70cmで,横幅はギリギリなんとかなりそうでも,そこに収めるのに立てても横にしても斜めにしても入ってくれません。20kg大きな塊を抱えて悪戦苦闘しているうちに,私はくじけてしまいました。

 そんなこんなで,床に置いて使う事にしました。邪魔です・・・

 さっさとセットアップを行い,印刷をしてみます。気に入って買い置きしてある富士フイルムの画彩PROに印刷してみますが,きっと何度も何度も印刷をして調整をしないといけないのだろうと思っていたら,最初からもう問題のない結果が得られました。

 PM-G850の印刷結果と比べて見ますと,明るさや色合いはほぼ同じで画面の状態とのズレは小さいです。しかしPM-G850に比べると,暗部の再現性が良くて,濃い部分と薄い部分の範囲が広いのがわかります。色の再現性も良くて,しっかりと色が乗っている部分もちゃんと印刷できています。

 感じた事は,PM-G850が案外検討していたということです。確かに設定を追い込みましたが,自分の思ったとおりに印刷が出来るようになってからは,特に問題を感じていませんでした。

 PRO-100をほとんど買ったままの状態で印刷したものと比べて見て,比べて見ないと分からないレベルでしか差がないという現実を見て,PM-G850を結構上手に使いこなしていたんだなあと思った次第です。

 画質以外に感じた事をちょっと書いておきます。

 インクの乾きは,PM-G850に比べると遅いです。といいますか,一晩で色が随分変わります。PM-G850では,2時間もあればもう実用上問題のない程度に乾いたのですが,PRO-100ではそうはいきません。

 印刷速度は,安念ながらあまり変わりません。計ったわけではありませんが,PM-G850に比べて速いという印象はなく,速度面での進歩を期待したのは間違いでした。

 大型機ですから,大きな紙を扱えるのは当然として,実はシートフィーダーにストックできる紙の枚数がもっと多いと期待していました。しかし,PM-G850とあまり変わらず,50枚程度です。

 それと,フタを開けると印刷が出来ません。PM-G850の場合は,フタを開けても印刷が出来ていて,ヘッドの動きを見る事ができたのですが,PRO-100はそういうことは出来ません。迂闊に開けると印刷が止まるので,注意が必要です。

 ネットワーク接続は便利ですね。無線LANなら電源だけ考えればいいのですから,結構なことです。私は有線LANで繋いでいますが,USBのようにいちいちMacに差し込んで使うと言うことをせずとも,繋ぎっぱなしでOKですし,複数のマシンから印刷が出来るようになる便利さは,やはりネットワークならではかなと思います。

 あと,全く期待していなかったのですが,プレミアムコンテンツに良いものがダウンロードできました。エリック・カールのペーパークラフトなど,有償ダウンロードでも良いくらいです。

 ライン忍具コストに付いてはまだわかりません。ですが,六つ切りを1枚,2Lを数枚,はがきを40枚ほど印刷したところで,インクは全く減っていませんでした。PM-G850なら,ここでライトマゼンタやライトシアンが空っぽになってしまうので,最終的なコストは別にして,インクの交換頻度は少なくなりそうです。

 ということで,まだ動き出して数日のPIXUS PRO-100ですが,まだちょっとしたクセが見抜けず,時々期待した色にならなかったり,暗くなったりします。写真用紙の相性も気になるところで,まずは純正用紙での印刷がどんなものか,見てみることにします。

 あと,せっかくA3ノビのプリンタを買ったのですから,四つ切りを印刷してみたいです。六つ切りと四つ切りでは全然違いますので,楽しみです。

 繰り返しになりますが,PRO-100が使えるプリンタであることと同時に,PM-G850が検討していたことが意外でした。捨てようかと思っていましたが,まだ予備のインクもありますし,嫁さんも使いたいと言っていますので,もうしばらく置いておくことにします。
 

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